[ソウル 22日 ロイター] 韓国の通信大手KT030200.KSは22日、米アップルAAPL.Oの携帯電話端末「iPhone(アイフォーン)」を今週から発売すると発表した。
韓国は4700万人の携帯電話ユーザーを抱える市場で、携帯電話メーカー世界2位のサムスン電子005930.KSと同世界3位のLG電子066570.KSが、スマートフォン市場に本格的に乗り出している。
韓国の携帯電話市場は世界で最も飽和した状態でもあり、通信会社やアプリケーションプロバイダーはアイフォーンが携帯電話のデータ使用量を増やし、ビジネスモデルを変化させると期待を寄せている。
KTが発売するのは、メモリー容量が16ギガバイトと32ギガバイトの新型機「3GS」と8ギガタイプの旧型「3G」の計3機種。基本料金は月額4万5000━9万5000ウォン(約3500━7300円)。契約の設定によるが、端末の代金は無料から39万6000ウォンまでの見通し。
アップルは先週、韓国の通信規制当局から位置情報サービスのライセンス承認を受け、同国での販売に向けて最終段階となっていた。
同国でのアイフォーン販売については、韓国携帯電話最大手のSKテレコム017670.KSも協議していた。