[ロサンゼルス 24日 ロイター] 米人気オーディション番組「アメリカン・アイドル」準優勝で、同性愛者であると公表しているアダム・ランバートが、米音楽賞アメリカン・ミュージック・アワード(AMA)授賞式でのパフォーマンスによって論争の的になっている。
ランバートは22日、ロサンゼルスで行われたAMA授賞式に出演。デビューシングルを披露した際、男性キーポード奏者にキスをするなどの性的なパフォーマンスをしたため、放送したABCテレビには1500件以上の苦情が寄せられた。ABCは25日朝のニューストーク番組「グッドモーニング・アメリカ」に予定されていたランバートの出演をキャンセルした。
ABCのスポークスマンは24日、物議をかもしたAMAでのパフォーマンスを受けて、早朝の時間帯に同様のコンサートを放送するのは控えることにしたと説明した。
一方、「グッドモーニング・アメリカ」の競合番組であるCBSの「ザ・アーリー・ショー」はランバートに25日朝の出演を要請。パフォーマンスに加えて、AMAについても語る予定だという。
ランバートはローリングストーン誌に、自身のパフォーマンスは、マドンナやレディー・ガガといった女性シンガーのステージと何ら変わらないが、「男性が同じようなことをやったとたんにパニックになるんだ」と語った。