December 1, 2009 / 7:51 AM / 9 years ago

日銀が10兆円規模の新型オペ導入を決定、政策金利は維持

 [東京 1日 ロイター] 日銀は1日、臨時の金融政策決定会合を開催し、やや長めの金利の低下を促すことを目的に10兆円規模の新しい資金供給手段を導入し、金融緩和の一段の強化を図ることを決めた。

 12月1日、日銀は臨時の金融政策決定会合を開催し、やや長めの金利の低下を促すことを目的に10兆円規模の新しい資金供給手段を導入し、金融緩和の一段の強化を図ることを決めた。写真は日銀本店(2009年 ロイター/Yuriko Nakao)

 同時に「無担保コール翌日物を0.1%前後で推移するよう促す」との金融市場調節方針は維持した。いずれの決定も7人の出席者全員が賛成した。日銀は、短期金融市場における長めの金利のさらなる低下を促すことが、金融面から景気回復を支援する最も効果的な手段であると判断したとしている。

 日銀が決定会合後に発表した声明によると、新型の資金供給オペレーションは0.1%の固定金利で、期間3カ月。担保は国債、社債、CP、証書貸付債権など全ての日銀適格担保(共通担保方式)とした。

 今回の臨時会合には、7人の政策委員が出席し、野田委員は欠席した。

 声明文の中で、日銀は景気の現状について「持ち直しているものの、設備投資や個人消費の自律的回復力はなお、弱い状況が続いている」と指摘。先行きについても、2010年度半ばごろまでは持ち直しのペースが緩やかなままで推移する可能性が高いとした。

 物価面でも、消費者物価(除く生鮮食品)の前年比が来年初めにかけて下落幅をかなり縮小させた後も、物価の下落圧力は残存すると予想。「このところの国際金融面での動きや、為替市場の不安定さなどが企業マインド等を通じて、実体経済活動に悪影響を及ぼすリスクがあり、この点には十分な注意が必要である」と明記した。 

 その上で日銀は、今回の新型オペの導入を決め「極めて低い金利でやや長めの資金を十分潤沢に供給することにより、現在の強力な金融緩和を一段と浸透させ、短期金融市場における長めの金利のさらなる低下を促す」とし、そのことが「最も効果的な手段であると判断した」と述べている。 

(ロイター日本語ニュース 田巻 一彦)

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