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さらにドバイ関連企業数社をジャンクに引き下げ=フィッチ・S&P

 12月2日、米格付け会社フィッチ・レーティングスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、さらに数社のドバイ関連企業の格付けをジャンク等級に引き下げた。写真はドバイで(2009年 ロイター/Ahmed Jadallah)

 [ニューヨーク 2日 ロイター] 米格付け会社フィッチ・レーティングスとスタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は2日、さらに数社のドバイ関連企業の格付けをジャンク(投機的)等級に引き下げた。ドバイ政府がドバイ・ワールド[DBWLD.UL]の債務を保証しないとの懸念が理由。

 フィッチは2日、ドバイ・ホールディング・コマーシャル・オペレーション・グループの長期発行体デフォルト格付け(IDR)と上位無担保債務格付けをジャンク等級に引き下げた。政府による同社債務の支援をめぐる懸念があるためとしている。

 ドバイ・ホールディングの格付けはいずれも投資適格等級内で最低の「BBBマイナス」から2段階下の「BB」に引き下げられた。

 フィッチは声明で「きょうの格下げは、ドバイ・ホールディングの金融債務への政府支援の水準に関するさらなる見直しを反映している」とした。

 S&Pは、ドバイ政府関連企業6社を格下げした。このうち5社がジャンク等級への格下げ。

 S&Pはまた、ドバイを拠点とする銀行4行の格付けも引き下げ、さらなる格下げの可能性を示唆した。

 エミレーツ・バンク・インターナショナル、ナショナル・バンク・オブ・ドバイ(NBD)、マシュレクバンクは「Aマイナス」から2段階下となる投資適格等級内で下から2番目の「BBB」に格下げした。

 ドバイ・イスラミック・バンクの長期・短期カウンターパーティ信用格付けも2段階下げ「BBBマイナス」とした。

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