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NY市場でドル上昇、対主要通貨で1年ぶり伸び率
2009年12月4日 / 23:37 / 8年前

NY市場でドル上昇、対主要通貨で1年ぶり伸び率

 [ニューヨーク 4日 ロイター] 4日のニューヨーク外国為替市場でドルが上昇、主要通貨バスケットに対してほぼ1年ぶりの大幅な伸びとなった。米雇用統計で非農業部門雇用者数の減少幅が予想を大きく下回ったことから、景気が安定した回復基調にあるとの期待感が高まった。

 12月4日、ニューヨーク外国為替市場でドルが上昇、主要通貨バスケットに対してほぼ1年ぶりの大幅な伸びに。写真米ドル紙幣は米コロラド州の銀行で11月撮影(2009年 ロイター/Rick Wilking)

 この日発表された11月の米雇用統計は、非農業部門雇用者数が1万1000人減と減少幅が市場予想の13万人減を大きく下回り、ほぼ2年ぶり低水準となった。失業率も10.0%に小幅低下した。

 予想以上に底堅い雇用統計を受けて、連邦準備理事会(FRB)が当初の想定以上に早く利上げを検討する可能性があるとの見方が強まり、これを背景にドル建て資産の投資妙味が高まった。

 RBSグローバル・バンキング・アンド・マーケッツの首席通貨ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は、雇用統計を受けて市場が予想するFRBの引き締め開始時期が1カ月程度早まったと指摘した。

 ドル/円は4週間ぶりに90円水準を超えた。終盤は前日比2.5%高の90.38円となり、前年10月下旬以来の大幅上昇となった。

 ただ、パトナム・インベストメンツのシニア・ポートフォリオ・マネジャー、パレシュ・ウパジャヤ氏はこの日のドル上昇について、さほど深読みしない立場だと指摘。「12月に入っておりきょうは金曜日だ。通常非常に流動性が低い時期だ」と述べ、テクニカル要因による影響と述べた。

 ユーロ/ドルは終盤1.5%安の1.4850ドルとなった。一時1.5091ドルの高値をつけた。

 主要6通貨に対するICEフューチャーズUSのドル指数は1.5%上昇し75.78。前年12月半ば以来の大幅な上昇となった。

 ドル/スイスフランは1.7%高の1.0163スイスフラン。一時等価水準を割り込む場面もみられた。

 ポンド/ドルは0.7%安の1.6449ドル。

 アナリストは、この日の底堅い指標で、トレーダーの多くがショートカバーに入ったと指摘し、強い経済ニュースを背景にドルの盲目的な売りが終息することを示唆している可能性があるとの見方を示した。

 みずほコーポレート銀行の為替セールス部門バイス・プレジデント、ファビアン・エリアソン氏は「雇用回復を示す兆候が続けば、強い指標を手がかりに今後ドルは上昇し始める可能性がある」と述べた。 

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