December 9, 2009 / 7:54 AM / 10 years ago

日経平均続落、1万円挟み方向感出ず

 [東京 9日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は続落。米株安と円高基調を嫌気して売り先行となった後、午後は1万円を挟み方向感に乏しい展開となった。1万円を大きく下放れることはなく、底堅さも示した。

 12月9日、東京株式市場で日経平均は続落。写真は昨年3月、都内の株価ボード前で(2009年 ロイター/Michael Caronna)

 11日のメジャーSQ(特別清算指数)算出を前に1万円が節目として意識されたほか、政府が発表した7.2兆円の緊急経済対策による景気下支えへの期待感などが背景にあるとみられている。

 東証1部騰落数は値上がり481銘柄に対して値下がり1094銘柄、変わらずが105銘柄と値下がり銘柄が多かった。東証1部の売買代金は1兆2527億円と低調だった。

 大和住銀投信投資顧問・上席参事の小川耕一氏は「円高が急進し、9000円近くまで下落した11月末時点と比較すれば、円高警戒感は後退している。日経平均の下値メドは9600─9700円程度ではないか」とみている。ただ、上値は重く、市場では「1万円を超える水準では国内機関投資家とみられる戻り売りが厚い。新規の手掛かり材料に乏しく、為替次第の展開になりそうだ」(大手証券エクイティ部)との声が聞かれた。

 日経平均は7日までの6営業日という短期間で1100円程度上昇したこともあり、いったんは利益確定売りのタイミングとの見方が出ている。一方、より大局的にみると、バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長の景気に対する慎重な発言をきっかけに、世界的な過剰流動性が行き場をなくし、投資家の迷いとともにマネーがこう着しているとの指摘が出ている。

 十字屋証券・資金運用グループチームリーダーの岡本征良氏は「米国をはじめ、各国の出口政策が遠のき、過剰流動性は当面続く。その過剰流動性はドバイ問題などで『質への逃避』を求めているが、米国債にも投資しづらい。金などの商品は高騰の反動で軟化気味。同じリスク資産である株式にも強気になれない」とみている。

 方向感に乏しく指数はさえないなか、きょうの東京市場は独フォルクスワーゲン(VW)(VOWG.DE)が最大20%を出資するとのロイターの報道が材料視されたスズキ(7269.T)や、米タルボットTLB.Nの全株式を譲渡すると発表したイオン(8267.T)、ネット販売の好調を受けたヤフー(4689.T)など、材料が出た個別銘柄物色の傾向が強まったという。 

 その他の個別銘柄では、円高基調を受けてソニー(6758.T)、キヤノン(7751.T)、トヨタ自動車(7203.T)などの輸出株が総じて売られた。

 みずほフィナンシャルグループ(8411.T)、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T)、三井住友フィナンシャルグループ(8316.T)の大手銀行株も軟調だった。

 業種別ではほぼ全面安となるなか、証券やその他金融、銀行、石油・石炭の下げが目立った。パルプ・紙と電気・ガスは上昇した。

 (ロイター日本語ニュース 石渡 亜紀子)

日経平均 日経平均先物12月限 

終値 10004.72(-135.75) 終値 10000 (-120)

寄り付き 10048.94 寄り付き 10040

安値/高値 9985.97─10048.94 安値/高値 9980─10050

出来高(万株) 192911 出来高(単位) 58993

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