December 9, 2009 / 8:16 PM / 9 years ago

S&Pがスペインの見通しをネガティブに引き下げ、格下げリスク警告

 12月9日、S&Pがスペインの見通しをネガティブに引き下げ、2年以内の格下げリスクを警告した。写真はセビリア郊外の太陽熱発電所。9月撮影(2009年 ロイター/Marcelo del Pozo) 

 [マドリード 9日 ロイター] 格付け会社スタンダード&プアーズ(S&P)は9日、スペインの格付けアウトルックを「ネガティブ」に引き下げ、同国政府が厳しい措置を実施しない場合、債務格付けは2年以内に引き下げられるリスクがあると警告した。

 S&Pは声明で「同国が抱える大きな財政・経済不均衡の削減には強力な政策対応が必要になるとわれわれは考えるが、それはまだ実現していない」と述べた。

 また、スペインを格下げした1月時点の予想と比較して、同国の公共財政の悪化は一段と深まり、経済のぜい弱性も一層長期化している、と指摘した。

 S&Pは1月、長期ソブリン格付けを「AAA」から「AAプラス」に引き下げている。

 2009年のスペインの財政赤字が国内総生産(GDP)の約10%を占めると予想されるなか、来年の債務はGDP比で67%にとどまるとみられている。一方、これまでに信用格付けを「クレジットウォッチ・ネガティブ」に指定したギリシャの債務は、GDP比で125%付近になると予想されている。

 S&Pのクレディットアナリスト、トレバー・カリナン氏は「スペイン政府が、12年までの見通し期間内に年間2%もしくはそれを超える水準の基礎的財政収支(プライマリーバランス)の黒字化達成が可能であるとわれわれを確信させることができるようなしっかりとした財政措置を発表すれば、格付けへの下方圧力は和らぐ可能性がある」と述べた。

 スペインはこれまでに、12年までに財政赤字を欧州連合(EU)が上限と定めるGDP比3%に向け削減することを言明し、付加価値税(VAT)引き上げや支出削減などを実施してきている。

 4Cast(ロンドン)のホセ・ザラテ氏は「アウトルック引き下げは、スペイン政府の財政政策への信頼性の欠如を意味している」と指摘した。

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