[アムステルダム 4日 ロイター] 米航空機爆破未遂事件のアブドルムタラブ容疑者が搭乗したオランダのスキポール空港に、搭乗客の全身を透視できるスキャナー60台が追加導入されることになった。同空港を運営するスキポールグループが4日明らかにした。
同空港には既に15台の全身スキャナーが導入されているが、同社は今回の追加により、米国行きの全便の搭乗客を対象にスキャナー検査を行うとしている。
追加購入に伴う費用は総額数千万ユーロに上り、近日中にまず20台が設置されるという。
同空港については、英紙記者が先週、アブドルムタラブ容疑者が所持していたものと同様の注射針を、ロンドンに向かう便の機内に持ち込んだと報じ、保安検査体制に依然不備があると指摘していた。