January 12, 2010 / 11:19 PM / 9 years ago

五輪=キム・ヨナ、バンクーバーで背負う韓国国民の期待

 [トロント 12日 ロイター] 2月12日に開幕するバンクーバー五輪での活躍が期待される女子フィギュアスケートの金妍兒(キム・ヨナ、19)は、これまでスピードスケート陣の活躍が目立った韓国で冬のスポーツ界の先駆者となっている。

 1月12日、韓国では女子フィギュアスケートのキム・ヨナに、バンクーバー五輪での金メダルの期待が高まっている。写真はスケート・アメリカで演技するキム・ヨナ。米ニューヨーク州レークプラシッドで2009年11月撮影(2010年 ロイター/Christinne Muschi)

 19歳のキム・ヨナがバンクーバー五輪で表彰台の一番上に立つことができれば、スピードスケート以外で韓国人初の冬季五輪金メダリストとなる。

 韓国でのキム・ヨナ人気は熱狂的とも言えるほど。キム・ヨナの顔が印刷された看板が街中にあふれ、名前の付いた商品はパンからネックレスまで幅広い。また米フォーブス誌は、2009年の韓国で最も影響力ある有名人にキム・ヨナを選んだ。

 伸長165センチ、体重48キロのキム・ヨナは、初めて出場する五輪で韓国国民の期待を肩に感じると話す。

 練習地のトロントでロイターの取材に応じたキム・ヨナは、「余計なプレッシャーがかかるので、金メダルのことは考えないようにしている。オリンピックは昔から見ていて、サプライズが起こり得ることも知っている。結果は分からないけれど、それを受け入れる準備はできている」と語った。

 昨年3月のロサンゼルスでの世界選手権でキム・ヨナは、女子選手として初の「200点超え」を達成し、世界歴代最高の207.71点をたたき出して優勝している。

 <バンクーバーでのライバルたち>

 バンクーバー五輪でキム・ヨナの主なライバルとなるのは、日本の浅田真央と安藤美姫、カナダのジョアニー・ロシェットの3人とみられる。

 キム・ヨナのメンタル面を支えるのは、カナダ人コーチのブライアン・オーサー。1984年のサラエボ五輪で銀メダルを獲得したオーサーは、カナダ選手団の旗手を務めた1988年のカルガリー五輪でも、米国のブライアン・ボイタノとの「ブライアン対決」に敗れて銀メダルに終わった。

 オーサーは「最後のシーズンに向けて彼女にこう言った。『気持ちは分かる』と。ほかのコーチや親やファンから言われても本当には聞こえないだろうが、すぐに安堵感が伝わってきた」と話した。

 2006年途中からコーチを始めて以降、キム・ヨナは大きく成長したとオーサーは語る。「ひょろひょろでシャイな15歳の少女が、こうしてすばらしい人間に成長した。われわれの目の前で、彼女は自然と美しい女性に変身した」という。

 変身を遂げて「クイーン・ヨナ」のニックネームもついたキム・ヨナは、ショートプログラムでは、映画「007」シリーズのジェームズ・ボンドのテーマ曲に乗って滑る。振付師からは同シリーズをすべて観るように言われており、最後はボンドのようなポーズで締めくくる。

 韓国はこれまで、冬季五輪で17個の金メダルを獲得しており、そのすべてがスピードスケートによるもの。2006年トリノ五輪で韓国は、金メダル6個、銀3個、銅2個の成績を収めている。

 金メダルは意識しないようにしていると話すキム・ヨナだが、バンクーバーの表彰台の一番上でメダルが手渡され、韓国の国旗が掲揚されるシーンが頭に浮かぶことはあると語っている。

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