January 20, 2010 / 8:38 AM / 11 years ago

中国、一部の銀行に新規融資抑制を指示

 [上海/北京 20日 ロイター] 国営メディアや銀行関係者によると、中国の銀行当局は、国内銀行の融資が年明けに急増したことを受け、一部の大手銀行に対し、月内の融資を停止するよう指示した。

 また複数の関係筋がロイターに明らかにしたところよると、中国人民銀行(中央銀行)は、CITIC銀行(0998.HK)(601998.SS)と光大銀行[EVRBK.UL]に預金準備率の0.5%ポイント引き上げを指示した。 

 融資の抑制に向けて、当局が行政指導を強化しているとみられる。人民銀行は今年に入り、すでに預金準備率を引き上げている。 

 昨年の新規融資は過去最高の9兆6000億元(1兆4000億ドル)。中国政府は4兆元規模の景気対策も実施しており、市場では景気過熱に対する懸念が強まっている。 

 ある関係者は、人民銀行が一部の銀行に対し預金準備率の引き上げを要請したことについて「『このペースで融資を続ければ厳しい対応をとる』ということだろう」と述べた。 

 ただ、行政指導の規模をめぐっては情報が混乱している。

 20日付の中国証券報は、匿名の銀行関係者の話として、一部の大手銀行が月内の融資停止を指示されたと報道。

 中国招商銀行(600036.SS)と中国農業銀行[ABC.UL]の幹部はそれぞれ、ロイターに対し、1月末まで新規融資の承認を中止すると述べた。 

 ブルームバーグによると、中国銀行業監督管理委員会(銀監会)の劉明康委員長はインタビューで、融資の制限を指示されたのは一部の銀行で、すべての銀行が対象ではないと発言。

 ただダウ・ジョーンズによると、同委員長は、銀監会として銀行融資の中止は指示していないと述べた。 

 中国では各行に個別に行政指導を行うことが多い。

 一連の報道を受けて、上海株式市場では銀行株が下落。上海総合株価指数は3%下落した。 

 <融資抑制を指示されていない銀行も> 

 銀監会の広報部や人民銀行の関係者は、一連の報道にコメントを拒否している。

 ただ、ある銀監会の関係者はロイターに対し、1月第1─2週の融資が急増したため、政策を変更したのだろうと指摘。人民銀行の対策の効果があまり出ていないため、銀監会は今後、行政指導で融資の抑制を求めていくはずだ、との見方を示した。  

 銀監会の劉明康委員長は、香港で開かれた金融フォーラムで「今年も引き続き、与信のペースと量を管理する」と発言。

 上海証券報によると、ある国有銀行の幹部は、通常通り融資を続けていると述べており、当局が各行に個別に行政指導を行っていることがうかがえる。

 国内メディアによると、1月第1週の銀行の新規融資額は6000億元(約879億ドル)とされ、一部エコノミストの間では、年初来ではすでに1兆元に達しているとの見方も出ている。

 銀監会の劉明康委員長も、年明け最初の10日間の融資が増加したことを認めたが、1月の融資の勢いはまもなく鈍化するとの見通しも示した。

 同委員長は、2010年の新規の融資額が約7兆5000億元になるとの見方も示した。ただ、その後、このコメントは銀監会のウェブサイトに掲載された講演原稿から削除された。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below