February 2, 2010 / 1:41 AM / in 10 years

米商業不動産市場、一段と悪化の可能性=S&P

 2月1日、格付け会社S&Pは、米商業不動産市場が一段と悪化の可能性があると指摘。写真は昨年9月、ニューヨークで(2010年 ロイター/Eric Thayer)

 [ニューヨーク 1日 ロイター] 格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は1日、米商業不動産市場について、空き店舗率が高止まりし、賃貸料が下落する中、最悪期は脱していないとの見方を示し、多額の損失を生み、金融システムを脅かす恐れがあると指摘した。

 S&Pはリポートで「銀行が抱える商業不動産へのエクスポージャーの影響はまだ完全に表れていない」としている。住宅建設や商業不動産建設セクターでは既に問題が顕在化しているが、金利が低く、債権回収に十分なキャッシュフローがある現状では、商業不動産ローンや多世帯住宅セクターでは影響が認識されていないとの見方。

 金利が上昇し、賃貸料がさらに落ち込めば、こうしたセクターでも差し押さえが増加し、価格が一段と下落するとの見方を示した。

 また「(商業不動産への)エクスポージャーが最も大きく、バランスシートが比較的ぜい弱な金融機関は既に投機的等級に格付けしているが、今後格下げが増える可能性もある」とした。

 S&Pは格付け対象の金融機関のうち、商業不動産へのエクスポージャーが最も大きい約75%の銀行について、アウトルックをネガティブとしている。

 リポートはさらに「商業不動産へのエクスポージャーは、格付け対象となっていない中小地銀が大部分を占める傾向があるため、格付け対象外の銀行に、より大きなリスクが存在する」と指摘した。

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