[ニューヨーク 1日 ロイター] 大リーグ選手のトレーディングカードに許可なくロゴを使用し商標権を侵害したとして、米大リーグ機構(MLB)がカードを販売するアッパー・デック社を相手に、カードの販売差し止めと損害賠償を求める訴えをマンハッタンの連邦地裁に起こした。
MLBは昨年、トレーディングカード販売の老舗のトップス社と複数年の独占販売契約を結んでいた。
訴えによると、アッパー・デック社はこれまでに2種類のカードシリーズで商標権を侵害したほか、新たに複数の権限を与えられていないシリーズの販売を予定している。
またMLBは、ヤンキースのデレク・ジーター内野手などのカードが入った2010年版シリーズが、2009年版に商標権を取得して販売されたシリーズと類似しているため、消費者を混乱させるなどと主張している。
今回の提訴について、アッパー・デック側のコメントは得られていない。
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