February 3, 2010 / 1:45 AM / 9 years ago

米国債の「AAA」格付け、膨らむ財政赤字が脅威=ムーディーズ

 [ニューヨーク 2日 ロイター] 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは2日、米オバマ政権の予算は持続可能な債務水準に向けた小さな一歩となるが、現在「AAA」の米国債格付けを維持するには一段の措置が必要との考えを示した。

 ムーディーズのシニア・クレジット・オフィサー、スティーブン・ヘス氏は「一段の措置が講じられなければ、債務軌道は明らかに上方に向かい続ける」とした。また、金利上昇と債務拡大に伴い「債務返済能力は大幅に悪化する」と述べた。

 オバマ大統領は1日、2011年度(10年10月─11年9月)予算教書を発表。2010年度の財政赤字は過去最高の1兆5600億ドル、対国内総生産(GDP)比で10.6%に膨らむと予想した。

 ヘス氏は、予算教書で国防関連以外の国内支出の伸びを3年間凍結するとしたことは米国債格付けにとってポジティブだとしながらも、「予算で見積もられた財政赤字はGDP比での債務水準を安定させず、債務の金利支払いに充てられる政府支出の割合は着実に増加している」と指摘。失業率が高止まりするなか、現時点で大規模な財政再建を行うことは政治的に困難で、経済の回復を遅らせる可能性があるとした。

 ムーディーズは「オバマ政権自体、予算教書の発表で、財政委員会を設置する意向を示し、一段の措置が必要だと認識していることを明らかにした」と指摘。ただ、同委員会が目標を達成するにはさらなる予算削減または増税が必要となり、政治的に困難だとの考えを示した。

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