February 8, 2010 / 4:02 AM / in 10 years

EUはギリシャなど支援する必要=スティグリッツ氏

 [ローマ 5日 ロイター] コロンビア大学教授でノーベル経済学賞受賞者であるジョゼフ・スティグリッツ氏は5日、ユーロに対するリスクを回避するため、欧州共同体(EU)は、投機筋の圧力を受けているギリシャ、スペイン、ポルトガルに対し、できるだけ早急に支援を行う必要があるとの認識を示した。

 当地で名誉学位を授与された後、記者会見で述べた。

 同氏は、市場の行き過ぎを抑制するため、政府介入の必要性を声高に主張する経済学者。

 市場での圧力がギリシャから南部地中海の他のユーロ圏加盟国に波及しており、その圧力の大部分が投機的なもので、これらの国の債務水準がすべての要因ではないと指摘。

 ユーロ圏加盟16カ国の政策担当者はユーロの安定性を強調しているものの、5日のユーロ相場は急落した。ギリシャ、スペイン、ポルトガルの株式市場も続落し、3国の債務保証コストも過去最高水準に上昇した。

 スティグリッツ氏は「ギリシャ関連の混乱がすでに他の複数の国に影響を与えていることは明白だ。この種のパターンは(1997年の)東アジア危機で見ている」と述べた。同氏は、事態を悪化させたとして、アジア諸国政府に歳出削減を強制したIMFの当時の政策に批判的な立場をとっている。

 同氏は「これはかなりの部分、これらの国自体の問題ではない」と述べ、スペインはこの危機が顕在化する前、財政黒字を計上しており、国内の銀行に対しても米国より厳しい規制を講じていたと指摘。「これらの小規模国は、主要国の市場よりも投機筋の攻撃を受けやすい」と述べた。

 その上で「欧州はいずれこれらの国の支援に乗り出すと思うが、遅いよりも早いほうが非常に得策だ。欧州が適切に対応し、攻撃にさらされている国の支援で明確な方針を示せば、ユーロに対する実質的なリスクはなくなる」と強調した。

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