February 16, 2010 / 3:44 AM / 10 years ago

かつての量的緩和、物価押し上げ効果は限定的だった=日銀総裁

 2月16日、白川日銀総裁は2001年から06年まで日銀が採用した量的緩和政策について、物価押し上げの効果は非常に限定的だったと指摘。2008年10月撮影(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 16日 ロイター] 白川方明日銀総裁は16日、衆議院予算委員会で、2001年から06年までの間、日銀が採用した量的緩和政策について、金融システムの安定維持には大きな効果があったが、物価押し上げの効果は非常に限定的だったと指摘した。

 また金融市場が再度混乱するような場合には、日銀は果断に行動するとの考えを繰り返した。山本幸三委員(自民)の質問に答えた。

 白川総裁は5年間の量的緩和の経験について「金融システムの安定維持には大きな効果があったと評価している。内外のデフレの歴史を振り返ると、ほとんどが金融システムが不安定化したときに、デフレの怖さが顕在化している」としたが「人々の支出活動を刺激し、その結果、物価が上がっていくということになると、この効果は非常に限定的だった」と指摘した。

 日銀のバランスシートの拡大が欧米の中央銀行に比べて小さいことについては、欧米の市場の機能が大幅に低下し、中央銀行がその役割を担ったこと、日本の金融機関が相対的に健全性を確保したこと、などを反映したものとの従来の説明を繰り返した。

 また「量を潤沢に供給する用意はあるが、量だけで(緩和度合いを)判断するということについては必ずしも納得していない」と述べた。

 実質金利については、日本と欧米の長期金利と物価上昇率を比較したうえで、日本だけが高いということはないと指摘した。

 金融政策については「金利は下げるところまで下げて、かつ、現在の低い金利情勢、極めて緩和的な金融情勢を粘り強く続けていくことを明確にしている」と強調した。

 (ロイターニュース 児玉 成夫)

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