February 26, 2010 / 2:00 AM / 8 years ago

1月鉱工業生産速報は予想上回る強い伸び、見通しもしっかり

 [東京 26日 ロイター] 経済産業省が26日発表した1月鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は前月比2.5%上昇の91.9となり、11カ月連続で上昇した。

 2月26日、1月の鉱工業生産速報は予想を上回る強い伸びとなった。写真は昨年12月。都内工業地帯の建設現場(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 ロイターの事前予測調査1.0%の上を上回る伸び。先行きの予測指数は2月が1月の反動でやや低下する見通しとなったものの、3月が持ち直し、1─3月は昨年10─12月期並みのしっかりした伸びを維持する見通しとなった。

 トヨタ問題の生産への影響は2月上旬の調査時点で織り込まれているかどうか不透明で、生産全体に影響が出るかどうかまだ見極めきれない。

 経済産業省は生産の基調判断を「持ち直しの動きで推移している」で据え置いた。

 1月の生産は前月比2.5%の上昇。16業種中13業種で上昇し、幅広い品目に広がりが出た。自動車やその部品、ショベル系掘削機や、液晶パネル部品、それに合成洗剤やプラスチック製器具・フィルムシートなど、さまざまな用途の商品が増産となった。出荷も同2.4%上昇。新興国向けに一般機械が好調だったほか、中国向けに塩化ビニル樹脂の出荷が増加したほか、自動車部品や電子部品の出荷も好調となった。

 先行きの企業の生産計画をもとにした予測指数では、2月が前月比0.8%の低下となったが、1月の予想以上の強い伸びとなった反動減も含まれていると見られる。3月は同1.6%上昇に持ち直す見通しで、電気機械や電子部品・デバイス、輸送機械などの伸びがけん引しそうだ。経済産業省によると、予測指数が実現すれば1─3月は前期比4.6%の上昇となり、10─12月の4.5%上昇と同程度のしっかりした伸びが続き、踊り場的な状況に陥る可能性は小さいと見られる。

 トヨタ問題の影響に関して、経済産業省では足元特に影響は見られないとしている。

 1月の生産実績では輸送用機械工業全体で前月比5.5%増と高い伸びを示している。普通乗用車生産が好調、出荷も自動車部品などが伸びており、影響は特にみられない。自動車の在庫が前月比で積み上がっているが、これは欧州向けの船待ちや中東向けの出荷減の影響。もっとも2、3月の生産計画を元にした予測指数は、2月が前月比1.7%の低下となり、3月も0.6%の微増にとどまっている。これが国内のエコカー購入補助金の息切れを意味するのか、あるいは北米販売の減速を示唆するのか、予測調査は2月上旬までのものであり、影響がどの程度織り込まれているか不透明だ。

 (ロイター日本語ニュース 中川 泉記者)

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