February 28, 2010 / 11:25 PM / 10 years ago

米下院監視委員長「トヨタの内部資料隠匿の証拠を発見」

 [ロサンゼルス 26日 ロイター] 米下院監視・政府改革委員会のタウンズ委員長は26日、裁判所に提出を求められていた内部資料をトヨタ自動車(7203.T)が繰り返し隠匿していたことを示す文書を入手したことを明らかにした。

 2月26日、米下院監視・政府改革委員会のタウンズ委員長は、裁判所に提出を求められていた内部資料をトヨタ自動車が繰り返し隠匿していたことを示す文書を入手したと明らかに。写真はトヨタのロゴ。1日撮影(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 トヨタの元社内弁護士が委員会に提出した文書で、同社が人身障害に関わる裁判で「Books of Knowledge」と呼ばれる重要なエンジニアリング情報の開示を回避するため、原告側と和解していたことが明らかになったとしている。

 同委員長は北米トヨタの稲葉社長にあてた書簡で、この文書は「訴訟における組織的な法律違反、恒常的な裁判所命令の無視があったことを示している」とし、トヨタに対し説明を求めた。

 さらに、この文書は「トヨタが(米安全当局に対し)相当量の関連情報を提出しなかったのではないかとの非常に深刻な疑問を呈している」とした。

 トヨタの幹部は下院監視・政府改革委員会の公聴会で、安全性問題をめぐる調査に全面的に協力していると証言しており、この文書は同社にとって大きな打撃となる可能性がある。

 トヨタはタウンズ委員長の書簡を受けて発表した声明で「企業が裁判で一部の資料提出要求に異議を唱えるのは珍しいことではない」として、自社の対応の正当性を主張。

 「こうした考え方に沿って、当社は競争にかかわる企業情報と企業秘密を維持するために適切な措置を講じている」とし、製造物責任訴訟などで「的確に対応してきたと確信している」と表明した。

 同委員長は、トヨタの技術者が秘密の「Books of Knowledge」を電子媒体の形で保管しており、同文書はこれに複数回言及していると指摘。この「Books of Knowledge」には、すべての車種と部品に関する設計や試験データなどが記載されているという。

 委員長が稲葉社長にあてた書簡によると、この文書では、裁判で原告側の弁護士が「Books of Knowledge」の存在を発見する懸念が高まった際にトヨタが数百万ドルの和解金を支払ったことが示されている。

 同委員長が照会した文書は、トヨタの製造物責任に関する法務部門を2003年4月から2007年9月まで率いていたディミトリオス・ビラー氏が前週、委員会に提出した。文書は6000ページから成り、同氏がトヨタに対し不当解雇などの理由で裁判を起こした際に証拠として提出されていた。

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