March 25, 2010 / 8:29 AM / 10 years ago

高島屋とH2Oリテイルの経営統合が破談、溝埋め切れず

 3月25日、高島屋は2011年までに予定していたエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)との経営統合の中止を決議したと発表。写真は高島屋の都内店舗前で2007年9月撮影(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 25日 ロイター] 高島屋(8233.T)は25日、2011年までに予定していたエイチ・ツー・オー リテイリング(H2O)(8242.T)との経営統合の中止を決議したと発表した。

 市場縮小の続く百貨店業界ではJ.フロントリテイリング(3086.T)や三越伊勢丹ホールディングス(3099.T)の誕生など再編が続いているが、高島屋とH20は統合比率や人事、店舗戦略などで両社の溝が埋まらず破談となった。相互に10%ずつ保有する株式の持ちあいと業務提携は継続する。

 高島屋と「阪急阪神百貨店」を傘下に抱えるH2Oとの統合は08年10月に合意した。25日に都内で会見した高島屋の鈴木弘治社長は、「全国に店舗網を展開する当社と大阪・梅田に一極集中のH20で店舗に対する考え方の差異があった」と説明。人事や統合比率を含め「話しあえば話しあうほど考え方に差異があり」、昨年末には破談する見通しとなり、両社から「必然的に(協議中止を)申し出た」という。

 統合撤回に伴い、相互に1人ずつ派遣していた役員は25日付で辞任する。

 一方、これまで経営統合に向けて順次進めた部分的な事業提携について効果があったとして今度も事業提携は継続する。今夏はお中元800品目について共通化、2011年春以降は売り場の共同開発なども計画する。  

 統合撤回の影響について鈴木社長は、「経営統合することでそれぞれのブランド(の価値)が希薄化することもある」として、ブランド面ではマイナスの影響がないと強調。「高島屋の規模と経営体力なら大手のその他のグループと十分太刀打ちできる」と単独での生き残りに自信をみせた。

 高島屋は同日赤字の続いていた米ニューヨーク店の閉鎖と売却交渉開始を発表した。売却価格は未定。

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