March 30, 2010 / 4:17 AM / 10 years ago

新年度株式こうみる:緩やかな上昇、過剰流動性は減速=日興アセット

 [東京 30日 ロイター] 日興アセットマネジメント・グローバルストラテジストの礒正樹氏は、ロイターの新年度株式見通しインタビューで、日本株は企業業績改善や円高リスク後退を背景に緩やかに上昇するが、過剰流動性は減速方向にあり上値余地は限られるとの見方を示した。

 インタビューの要旨は以下の通り。

 ――新年度の日本株の相場展開をどうみるか。

 「良好な外部環境を背景に堅調な展開となり、年度末に向けて日経平均で1万2000円を目指すとみている。日本経済が回復を続け企業業績が改善方向にあるのが原動力だ。これまで外需の回復は生産や輸出の改善にとどまっていたが、ようやく設備投資にバトンタッチする段階になってきた。雇用もボトムをつけつつあるなど、新年度は外需から内需への広がりが出てきそうだ」

 「2009年度の日本株の上値を押さえる要因になった円高が少しずつ緩和されつつある。米経済が堅調な一方、欧州は一部の国の財政赤字問題で回復が遅れている。日本もデフレが残るなかでは引き続き金融緩和基調が続くとみている。米金利引き上げはまだだとしても金融引き締めが意識されやすく、相対的にドル高が進む可能性が大きい」

 ──新年度のリスク要因は何か。

 「実体経済が腰折れするリスクは低下しているが、割安感が薄れつつあるバリュエーション面でみれば、どんどん買えるわけでもない。景気後押しのために先進国はニュートラルよりは金融緩和の状態を続けているとはいえ、方向的には引き締め方向に向かっている。過剰流動性は正常化に向かう方向にあり、相場を押し上げる力は徐々に低下するだろう。相場は緩やかな上昇基調だが上値余地がそれほどあるわけではない」

 ──新年度の買い主体は。

 「やはり海外勢だろう。これまでも日本株が上昇するときというのは、他のマーケットと比較した出遅れ感が強まったときに、国際分散投資を行う海外勢からの買いが入って上昇という構図だった。安全資産投資志向が強い国内機関投資家が日本株のウエートを大きく増やすとは考えにくい。個人投資家は引き続き逆張りスタンスをつづけるのではないか」

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

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