[ロサンゼルス 30日 ロイター] 1963年にジョン・F・ケネディ元米大統領が暗殺された米テキサス州ダラスの現場で、米歌手エリカ・バドゥ(39)が撮影したビデオが物議を醸している。
バドゥは、新アルバム「ニュー・アメリカ・パート・ツー(リターン・オブ・ザ・アンク)」からのファーストシングル「ウィンドウ・シート」のプロモーションビデオを30日に発表した。
5分半のビデオの中で、バドゥは出身地でもあるダラスの中心部にあるディーレイプラザで服を脱ぎ、銃声とともに地面に倒れ込む様子を演じている。
「ウィンドウ・シート」は悪霊などからの開放をテーマにした曲で、バドゥはダラス・モーニング・ニュース紙のインタビューに、元大統領暗殺現場がダラスで最も歴史的価値のある場所だと考え、撮影場所に選んだと述べている。
バドゥは、90年代に「ネオソウルの女王」と称され、ジャズとヒップホップを融合させた音楽で人気となった。