April 6, 2010 / 5:47 PM / 9 years ago

アイスランドの格付け見通しを引き下げ=ムーディーズ

 [ロンドン 6日 ロイター] 格付け機関のムーディーズは6日、アイスランドの格付け見通しを「安定的」から「ネガティブ」に引き下げるとともに、同国のオンライン銀行「アイスセーブ」の預金返還問題をめぐる国際的な摩擦が解決しなければ格下げする可能性があると指摘した。

 ムーディーズは格付け見通しの引き下げについて、外部流動性の状況が不透明であるため、としている。また、アイスセーブの預金返還問題をめぐる英国・オランダとの交渉が長引けば、アイスランドへの資金流入が妨げられ、同国の景気回復が損なわれる恐れがあるとの見方を示した。

 預金返済問題が解決すれば、見通しは「安定的」に戻す可能性があるとしている。

 現在のアイスランドの格付けは投資適格級で最も低い「BAA3」。ムーディーズは、同国が今後のユーロ建て債券の借り換え資金を自己資金でまかなうことを余儀なくされた場合、格下げにつながる可能性があると指摘した。

 ただ、預金返済問題は解決される可能性が高いとし、そうなれば国際通貨基金(IMF)や北欧近隣諸国からの支援が再開され格付けは維持されるとする一方、アイスセーブの問題により2011年12月・2012年5月に償還期限を迎えるユーロ建て債券の借り換えが困難になるリスクが生じたとの認識を示した。

 アイスランド中銀による償還は可能とみられるものの、支払い後の資本水準が投資適格級の格付けに見合ったものか、疑問視されるとしている。

 また、支援プログラムの再開はポジティブとしたうえで、同国が外部流動性を自力で投資適格級に維持するには十分でない可能性があると続けた。

 CMAデータ・ビジョンによると、アイスランドのクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)スプレッドは一時411.5ポイントと、イースター休暇前の前週1日から10ベーシスポイント(bp)拡大した。

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