[ニューヨーク 21日 ロイター] 米歌手ビリー・ジョエルさんの元ドラマーが、制作に携わったアルバムの著作権使用料が支払われていないとして訴えを起こしていた問題は、両者の和解によって解決した。ジョエルさんの弁護士が21日発表した。
ジョエルさんと長年活動を共にしてきた元ドラマーのリバティ・デビットさんは、アルバム「ストレンジャー」、「ニューヨーク52番街」、「グラス・ハウス」、「ストーム・ハウス」などの制作に参加したほか、コンサートツアーのバンドメンバーでもあった。
デビットさんは昨年5月、1975年から1990年にレコーディングした11枚のアルバムの売り上げを元にした著作権使用料を支払うとの合意が履行されていないとして訴えを起こしていた。同期間のアルバム販売枚数は全世界で1億枚以上に上る。
ジョエルさんの代理人は「訴訟は友好的に解決した」としたが、和解条件についてはコメントしなかった。