April 22, 2010 / 12:34 PM / 10 years ago

富士通の野副元社長、辞任要求やり取りの録音テープ公開

 4月22日、富士通元社長の野副氏は09年9月25日の取締役会直前に辞任を要求された際のやり取りの録音テープを公開。写真は7日東京の記者会見で撮影(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 22日 ロイター] 富士通(6702.T)元社長の野副州旦氏は22日午後、都内で記者会見し、2009年9月25日の取締役会直前において秋草直之取締役相談役ら幹部6人から辞任を要求された際のやり取りの録音テープを公開した。テープによると、野副氏と付き合いがあった投資会社について「反社会的勢力」との関係を理由に、辞任を要求した経緯が明らかになった。

 野副氏側が公開した録音テープは約40分間。この日の会見での野副氏側の説明によると、富士通側が録音した。野副氏による地位保全の仮処分申請(その後に取り下げ)に際し、富士通側が証拠資料として提出。この録音テープには、9月25日午前8時30分から富士通本社の一室で、秋草相談役、間塚道義会長ら6人と野副氏のやり取りが記録されている。

 きょう公開されたテープによると、幹部の1人は投資会社について「反社会的勢力とのつながりが非常に濃厚なファンドであるということがはっきりしている」としたほか「金融業界の判定の中では完全なブラックだ」などと指摘。その上で「これは大変厳しい要求ですが、あなたは代表取締役および取締役を辞任してもらいたい。これは取締役会の意思であります」と迫った。

 14日の記者会見で、富士通の間塚会長は、野副氏の辞任の理由について「リスク感覚の欠如」を強調し、問題となった投資会社については「反社会的勢力を持っているということは一切言っていない。関係が疑われるという表現だ」と述べていた。

 野副氏らは22日、野副氏の辞任理由の明確な説明や、秋草相談役・間塚会長らの経営責任に関する7項目の公開質問状を富士通に提出。富士通の株主総会が6月21日に予定されていることを理由として、5月6日までの回答を求めた。

 この日の会見で野副氏側が録音テープを公開したことや再現された内容について、富士通広報部は「今後の訴訟にかかわることなので、コメントは控えたい」と述べた。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below