May 4, 2010 / 12:54 PM / 10 years ago

豪中銀が利上げ、平均的水準付近に達したと述べ休止示唆

 *豪中銀が4.5%に利上げ、2008年12月以来の水準に。 

 5月4日、豪中銀は、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25bp引き上げ、4.50%とすることを決定。写真は昨年12月、豪中銀の前を通り過ぎる女性(2010年 ロイター/Daniel Munoz)

 *豪中銀声明、金利は大幅な調整を経て平均的な水準付近になったと表明。

 *市場は数カ月の休止を予想、次回の金利変更は9月か。

 [シドニー 4日 ロイター] オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)は4日、政策金利のオフィシャルキャッシュレートを25ベーシスポイント(bp)引き上げ、4.50%とすることを決定した。

 RBAは金利は平均付近に達したと述べ、この日の昨年10月以降6度目となる利上げをもって、金融引き締めサイクルの第一段階は終了したことを示唆した。

 ただ、市場関係者やアナリストは、景気の強さから判断して再利上げが必要になるのは時間の問題、とみている。

 RBAのスティーブンス総裁は理事会後の声明で、金利は今や平均に近い水準に達し、昨年10月の3%からここまでの利上げは大幅な調整だったと表明した。

 マコーリーの金利ストラテジスト、ローリー・ロバートソン氏は「RBAは引き締めの第一段階が終了したことを明らかにした。次は第2段階に移行することになる。数カ月はかかるだろうが、オーストラリアはかつてない”マイニングブーム”に向かっており、意外と早いのではないか」と述べた。

 ナショナル・オーストラリア・バンク(NAB)のエコノミスト、スピロス・パパドプロス氏は「次回のCPI発表がある8月頃には利上げが再開されるとみている。今年の年末までに金利は5.25%、来年の末までに6.0%になると予想する」としている。

 第2・四半期のCPIは7月28日までに発表される予定。

 一段の利上げは今年選挙を控える労働党政権にとっては頭痛の種になりかねない。住宅ローン金利は微妙な問題であり、この日明らかになった世論調査で、労働党の支持率は初めて野党連合の支持率を下回った。

 しかし、豪経済の余剰生産能力はすでにタイトになっており、失業率は5.3%に低下、インフレ率はRBAの目標レンジである2─3%の上限付近にある。住宅価格は過去1年で20%上昇した。

 スティーブンス総裁は、今年のインフレ率が目標レンジの半ばではなく、半分よりも上になる可能性が高いことを認めた。アナリストが結局は金利が再度引き上げられると予想する根拠はここにある。先週実施されたロイター調査では、多くのアナリストが今後12カ月以内に金利が5.5%に上昇するとみていることが明らかになった。

 コモンウェルスバンクのチーフエコノミスト、マイケル・ブライズ氏は「すでにフル稼働状態の経済に巨額な資金流入をもたらすことになるコモディティブームの再燃が、基本的な問題の背景だ」と指摘し、「キャッシュレートは2010年終盤には5%になり、2011年には6%に向かうとのわれわれの予想に満足している」と述べた。

 *豪中銀のオフィシャル・キャッシュレートのグラフは以下のURLをクリックしてご覧ください。

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