[北京 5日 ロイター] 絶滅の危機にひんした野生トラの偽写真を当局に提供して謝礼を受け取り、執行猶予付きの有罪判決を受けた中国人の農民が、保護観察官への報告を怠ったとして収監された。北京モーニング・ポスト紙が5日に伝えた。
収監されたのは陝西省出身の男性被告(54)で、絶滅の危機にある南中国トラの偽写真を地元当局に提供。この写真は観光や野生動物保護の宣伝にも使用され、同被告は2万元(約27万円)を謝礼として受け取っていた。その後、地元メディアやインターネットからの専門家による指摘で偽写真であることが発覚し、被告は2008年に執行猶予付きの禁固刑を言い渡された。
北京モーニング・ポスト紙によると、裁判所は被告が「保護観察当局に協力的でなく、被告の考えや行動について報告しなかった」と判断。先週末に2年間の禁固刑が執行されることになったという。
当局は、写真が提供された数カ月後に偽物であることを認め、問題に関わった多くの職員を解雇していた。