May 10, 2010 / 4:41 PM / 10 years ago

ユーロ圏の中央銀行が政府債買い入れ開始、購入規模は未定

 [バーゼル(スイス) 10日 ロイター] ユーロ圏の中央銀行が政府債の買い入れを開始した。

 5月10日、ユーロ圏の中央銀行は政府債の買い入れを開始。独連銀とフィンランド中銀は、政府債買い入れに着手したことを明らかにした。写真は2日会合時のトリシェECB総裁、パパコンスタンティヌ・ギリシャ財務相ほか(2010年 ロイター/Francois Lenoir)

 ドイツ連銀とフィンランド中銀は10日、政府債買い入れに着手したことを明らかにした。

 欧州連合(EU)財務相理事会はこの日、ギリシャ債務危機の波及を阻止するため、国際通貨基金(IMF)の支援を得て約7500億ユーロ(1兆ドル)の緊急支援措置を打ち出した。

 フィランド中銀の広報担当は「すべてのユーロシステムの中銀が政府債買い入れに参加する見通し」と述べた。

 イタリアの金融筋は、最も困難に直面している国の債券購入が焦点になると語った。

 欧州中央銀行(ECB)は声明で、ユーロ圏の政府債および民間債券を購入する方針を発表。一部のユーロ圏政府が財政再建を加速させ、公的財政の安定性を維持することにコミットする姿勢を示していることが同措置の実施を正当化すると説明した。

 トリシェECB総裁は前週の理事会後の会見で、政府債買い入れについて討議されなかったとしていた。

 ECBはまた、米連邦準備理事会(FRB)との一時的な流動性スワップ枠を再発動するほか、段階的に終了していた流動性供給措置の一部を再開する方針も明らかにした。

 声明では「ECB理事会は、金融政策の波及メカニズムを損ない、中期的な物価安定を目指す金融政策の効果を妨げている一部の市場分野における深刻な緊張に対処するため、いくつかの措置を決定した」とした。

 また、債券買い入れの規模は決定されていないものの、 ECBが実施している資金吸収オペとあわせ、債券購入が金融政策スタンスに影響を及ぼすことはない、とした。

 ウニクレディト・グループのマルコ・アヌンツィアータ氏は「短期的に市場を安定化させ、混乱を回避し、影響拡大リスクを阻止するうえで十分な措置だろう」とし、「支援額だけでなく、ECBの流通市場への介入決定は、緊急支援が実際に実施されるまでの時間をめぐる懸念を払拭するだろう」と述べた。

 ストロスカーンIMF専務理事は、「大胆な措置」への市場の反応は心強いと語った。

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