May 11, 2010 / 1:14 AM / 8 years ago

欧州の緊急措置、市場は好感するがユーロは上げ失う

 [ブリュッセル 10日 ロイター] ユーロ圏が7500億ユーロ規模の危機対策を打ち出したことから、世界的に株価が上昇した。ユーロも上げたが、域内債務問題への懸念から上げ分を打ち消す形で反落した。

 欧州株式市場は1年5カ月ぶりの上昇を記録。米株式市場も大幅高となった。

 ギリシャ2年国債利回りは8.7%となり、7日引けの22.4%から大幅に低下した。巨額の支援資金を準備したことや、欧州中央銀行(ECB)が債券買い入れに踏み切ったことに、アナリストからは評価する声があがっている。

 しかし国際通貨基金(IMF)のマレック・ベルカ欧州局長は、今回の緊急措置は市場にとって鎮痛剤のようなもので、長期的な解決策とみなすべきではないと述べた。

 ユーロは一時3%高となったが、欧州債務問題への懸念からその後上げの大半を失った。地合いは弱く、上げ局面では売りを入れるとみられている。

 金価格は下落したが、ユーロ圏債務問題が下値を支えて1%以下の下げにとどまった。

 ECBは国債買い入れに動いた。トリシェ総裁は、ユーロ圏首脳からの圧力で措置を講じたとの見方を否定した。しかし6日のECB理事会後に同総裁は、国債買い入れを協議しなかったと述べていた。

 ユーロ圏の中銀はソブリン債買い入れに動いたが、あるトレーダーによると買い入れ総額は10億ユーロ以下とみられている。買い入れたのはギリシャ国債中心だが、イタリア、スペイン、ポルトガル国債も買い入れたもよう。

 ドイツ連銀のウェーバー総裁はECBの措置を批判。物価の安定にとって大きなリスクになるとし「政府債購入は(物価)安定政策への大きなリスクとなり、したがってECB理事会による決定はこの異例の状況において重大と考える」と新聞のインタビューで述べた。

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