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英国で13年ぶりの政権交代、保守党と自民党の連立政権が誕生

 [ロンドン 12日 ロイター] 6日の総選挙で過半数を獲得した政党がなく「ハングパーラメント」となった英国で、13年ぶりの政権交代が実現した。

 5月12日、総選挙で過半数を獲得した政党がなく「ハングパーラメント」となった英国で、13年ぶりの政権交代が実現した。写真はキャメロン新首相。11日撮影(2010年 ロイター/Luke MacGregor)

 選挙で第2党に転落した労働党のブラウン首相は自由民主党(自民党)との連立を断念して辞任を表明。第1党となった保守党は自民党との連立で合意、保守党のキャメロン党首を首相とする連立政権が誕生した。英国で連立政権が生まれるのは1945年以来。

 英国では財政赤字の対国内総生産(GDP)比率が11%を超えているため、新政権は巨額の財政赤字問題への取り組みを迫られる。

 市場は新政権を歓迎、財政赤字削減に向けた迅速な措置を期待している。

 キャメロン党首は首相として初の演説で「厳しく困難な取り組みになる。連立はさまざまな試練を生むだろう。しかし、わたしは、われわれが結束し、わが国が必要としている強く安定した政府を構築できると信じている」と述べた。

 保守、労働の2大政党の影に長らく甘んじていた自民党も政治の表舞台に立てたことを喜んでいる。

 新政権で副首相となるクレッグ党首は記者団に「当然、問題は出てくるだろう。しかし、新しい政治が単に可能というだけでなく、より良いものになることを証明するために常に最大限努力していく」と述べた。

 保守党と自民党が続けてきた連立協議は、自民党が11日深夜まで続けた会議で、連立合意を承認する形で決着した。

 実は自民党は政策面では労働党との方が共通点が多い。しかし「敗者の連携」とメディアが評した労働党との連立に向けた協議はすぐに決裂した。

 <新財務相に保守党のオズボーン氏が就任へ>

 首相官邸によると、自民党からは、副首相に就任するクレッグ党首を含めて5人が入閣する。4人の名前は明らかになっていないが、ビンス・ケーブル氏が銀行や産業セクターを担当するとの情報がある。

 保守党筋によると、両党は財政赤字削減策を大幅に加速することで合意した。

 別の保守党筋によると、新財務相にはキャメロン首相の盟友であるジョージ・オズボーン議員が就任する見通し。

 金融界の一部からは、オズボーン氏について、第二次大戦後最悪の景気後退からの景気回復という重責を担うには、手腕が未知数だとの声が出ている。

 外相にはヘイグ元党首が就任するという。

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