May 20, 2010 / 4:12 AM / 9 years ago

中国・インドは物価上昇圧力の封じ込め必要=黒田ADB総裁

 5月20日、ADBの黒田総裁は、中国とインドは持続的な物価上昇圧力を封じ込める必要があると発言。写真は昨年6月、シンガポールのセミナーで講演する同総裁(2010年 ロイター/Pablo Sanchez)

 [東京 20日 ロイター] アジア開発銀行(ADB)の黒田東彦総裁は20日、都内で開かれた都内で講演・パネルディスカッションなどに参加し、「アジアの2大国である中国とインドは持続的な経済成長を維持するため物価上昇圧力を封じ込める必要がある」と話した。

 中国については、「消費者物価はそれほど上昇していないが最近訪れた北京や大連では不動産ブームが過熱気味と見受けられた」として、「不動産ブームの過熱がさらに続くならば中央銀行はさらなる金融引き締めを余儀なくされる」と述べた。

 リーマンショック後にアジア経済が相対的に早く回復したのは、「財政政策と金融緩和による点が大きい」として、各国は適切な時期に出口戦略を模索する必要があるとの見方を示した。

 長期的な課題として、温暖化ガスの削減に取り組むことで、「環境面で向こう数十年間成長を維持することが重要」と強調。「現在アジアは温暖化ガスの大きな排出国となっているが、アジアは大きな人口を抱えて沿海部の住人も多く気候変動の影響に脆弱だ」と指摘した。

 ブレトンウッズ会議では殆ど影響力のなかったアジアが、世界経済のけん引役として重要な地位を築きつつあるなかで、「アジア地域が(世界に)声を上げるための効果的なあり方として、鳩山由紀夫首相の『東アジア共同体』や豪中韓首脳らが同様な構想を提唱しはじめた」として、アジア地域の統合・進化を探る「時期が到来した」との見方を示した。

 

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