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市場は金融危機直前の様相=スパークスAM・秋山氏
2010年5月25日 / 13:13 / 7年後

市場は金融危機直前の様相=スパークスAM・秋山氏

 [東京 25日 ロイター] スパークス・アセット・マネジメントのオルタナティブ投資戦略部ファンド・マネージャー、秋山史人氏は25日、「マネーマーケットは(2008年の)リーマンショック直前の様相を呈しており、市場が思っている以上に危ない所にいるのかもしれない」との見方を示し、ダウンサイドに対する危惧を強めていると述べた。

 5月25日、スパークス・アセット・マネジメントのファンド・マネージャーである秋山史人氏は、市場は金融危機直前の様相を呈していると指摘。写真はシカゴ・マーカンタイル取引所のユーロ・ドルピットで3月撮影(2010年 ロイター/John Gress)

 都内で開催されたヘッジファンド・インベストメントジャパン会議で語った。

 秋山氏は同社が昨年後半に立ち上げた円ベースのグローバルマクロ戦略ファンド「スパークス・グローバルマーケッツ」(資産残高約3500万ドル)の運用を統括している。25日の外為市場ではユーロ/円が一時109.34円と8年半ぶりの安値を更新したが、秋山氏は同会場でロイターに対し、当面はユーロ安・円高が一段と進むとの見方を示した。具体的な水準としては「ユーロ/円が100円を一瞬割れることがあってもおかしくない」と述べた。

 一方、25日の東京株式市場で大幅続落した日経平均株価についても、円高で日本企業の業績下振れリスクが強まることなどから、当面は売り圧力が継続するとみており、「株も為替(ユーロ/円)も一気に急落するリスクがある」と指摘した。このため、同ファンドの運用としては「株をショートし、円をロングするなどリスク回避モードを見据えたポジションにしている」ことを明らかにした。

 <資源国通貨に対しユーロは上昇へ>

 外為市場におけるユーロの見通しについては「ユーロ/ドルについては下がる余地が十分ある」と指摘した。ただ、過去に日本の金融危機で国内金融機関が海外から資金を引き揚げたように「本当の危機的状況になると、投資家はリスク回避のために海外に投資している資産を売却し、手元に資金を回帰させるリパトリエーションに動くため、ここ1─2年買われてきていた豪ドル、カナダドル、ブラジルレアルのような資源国通貨に対してはユーロが大きく上がると思う」と語った。

(ロイター日本語ニュース 大林優香記者)

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