May 26, 2010 / 6:57 AM / in 9 years

三洋電機、伊メガソーラーに太陽電池を納入へ

 5月26日、三洋電機は、同社の太陽電池がイタリアに建設予定の大規模太陽光発電所に採用されたと発表。写真は2008年1月、ラスベガスの家電見本市で撮影。(2010年 ロイター/Steve Marcus)

 [東京 26日 ロイター] 三洋電機6764.Tは26日、同社の太陽電池がイタリア南東部に建設予定の大規模太陽光発電所(メガソーラー)に採用されたと発表した。ドイツ銀行(DBKGn.DE)が主導する資産運用を目的にしたメガソーラーで、9月に完成予定。発電規模は7.56メガワットで、同社として過去最大の受注案件という。

 三洋電機が太陽電池を納入する発電所は、ドイツ銀の資産運用部門などが出資するSPC(特別目的会社)が事業主体となる。イタリアでは、太陽光で発電した電力の買い取り制度(フィード・イン・タリフ=FIT)が整備されており、太陽光発電の売電ビジネスが活発化している。ドイツ銀は、SPCの持分を金融商品にアレンジして、FITを通じた売電事業による利回りを求める投資家に販売する。

 三洋電機の太陽電池は、単結晶シリコンと薄膜系のアモルファスシリコンを組み合わせたハイブリッド型の「HIT太陽電池」で、発電効率が高いために設置スペースが限られる住宅用太陽光発電システムに適しているとされてきたが、7メガワットを超える規模のメガソーラーに採用されるのは初めて。記者会見した本間充副社長によると、ドイツ銀の資産運用部門からは、多くの発電量が確保できるHITの発電効率で、金融商品として長期的なリターンが期待できるとの評価を受けたという。

 10年度に三洋電機は、HIT太陽電池で600メガワットの年間生産能力を確立し、400メガワットを販売する計画。三洋電機では、単結晶型のHITの他にも、「多結晶型」の太陽電池を10年度下期から外部調達して業務用に販売することを計画しているほか、大規模ソーラー発電所に適しているとされる低コストの「薄膜系」の太陽電池事業についても、2009年1月に新日本石油5001.Tと折半出資会社「三洋ENEOSソーラー」を設立して研究開発を始めている。

 本間副社長は「クライアントは高効率を選ぶ場合もあるし、低コストを求めることもある」と述べて、HIT太陽電池だけでなく、多結晶、薄膜の多面的な製品を取りそろえていくねらいを説明した。

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