[アンカラ 11日 ロイター] トルコのギュル大統領が、国内で動画共有サイト「ユーチューブ」を含む米グーグルGOOG.Oの一部サービスへのアクセスが制限されていることについて、ツイッターを通じて非難した。
ギュル大統領は、10日の書き込みで「ユーチューブやグーグルの禁止について、多くの不満があることを知っている」とつぶやき、「(サイトの)閉鎖には断固として反対だ。責任当局に解決策を命じ、是々非々での規制変更を求めた」としている。
これまでトルコのインターネット規制については、人権団体やメディア監視団体からも改善を求める声が挙がっていた。今年1月には、欧州安全保障協力機構(OSCE)が、トルコでは「独断的かつ政治的な理由」で約3700のサイトへのアクセスがブロックされていると指摘していた。
トルコ政府はユーチューブへのアクセスを2008年から禁止しており、今月に入ってからは「法律上の問題」を理由にグーグル関連サイトへのアクセス制限も発表している。