June 15, 2010 / 11:26 PM / 9 years ago

今日の株式見通し=1万円試す、市場心理改善で輸出株などに買い

 [東京 16日 ロイター] きょうの東京株式市場で日経平均は1万円の大台を試す展開となる見通し。欧州の国債入札が堅調だったことで財政危機への不安が後退したことに加え、米企業活動の回復期待が強まり市場心理が好転。米株が大幅高となったほか、為替でもユーロが上昇しており、輸出株を中心に買い戻しが先行するとみられている。

 日経平均が大台を回復すれば一段と市場センチメントが改善し個人投資家などの参戦も期待できるという。日経平均の予想レンジは9850─1万0100円。

 プラスマイナス両方の材料があったものの、市場はポジティブ材料を重視しセンチメントも改善した。

 6月の独景気期待指数が前月から予想外に大幅に低下し、ユーロ圏が低成長局面を迎える可能性を示唆したものの、スペインが12カ月物と18カ月物の国債入札で52億ユーロを調達したことや、ベルギーが応募超過となった国債入札で25億ユーロを調達したことを買い材料ととらえた。

 欧州株は続伸、米ダウは200ドルを超える上昇となり、為替でもユーロ/ドルが1.23ドルを上回り、2週間ぶりの高値をつけた。市場では「ヘッジファンドなどリスクマネーはリスクを取るのが商売。いつまでもリスク資産を圧縮していては儲からない。そろそろ出てくるタイミングだ」(国内証券情報担当者)との声が出ていた。

 東京市場でも市場心理の好転で日経平均は1万円の大台を試す展開が予想されている。「個人投資家は1万円を割り込む過程でかなり買っていた。これまでは買い戻し中心の戻り相場だったが、1万円を超えてくれば、個人の資金にも余裕ができて参戦してくれることが期待される」(明和証券・シニアマーケットアナリストの矢野正義氏)という。 

 15日の米市場では、米機械大手キャタピラー(CAT.N)や米航空機大手ボーイング(BA.N)などの国際企業への業績期待も強まったほか、シカゴ・オプション取引所(CBOE)を運営するCBOEホールディングスCBOE.Oの新規上場が順調だったことも市場センチメントを改善させている。

 日本でも「輸出株を中心に買いが先行しそうだ。リスク警戒度の低下で金融株の戻りも期待できる」(大手証券情報担当者)との見方が出ている。

 松竹(9601.T)は15日、公募増資などで最大40億4200万円を調達すると発表した。全額を歌舞伎座建て替え計画のために設立された特定目的会社(SPC)へ出資する。

 普通株500万株を発行し、払込金額は23日から28日の間に決定。払込期日は30日から7月5日までのいずれかの日。需要状況に応じて、75万株を上限にオーバーアロットメントによる普通株式の売り出しも実施する。増資後の普通株は最大で4.3%増加する。

 (ロイター日本語ニュース 伊賀 大記記者)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below