June 24, 2010 / 6:55 AM / 9 years ago

豪で初の女性首相にギラード氏就任、資源税見直しも

 6月24日、オーストラリアで初の女性首相にジュリア・ギラード氏が就任(2010年 ロイター/Mick Tsikas)

 [キャンベラ 24日 ロイター] オーストラリアで初の女性首相にジュリア・ギラード首相(48)が就任した。新首相は鉱山業界が反対している資源超過利潤税について、コンセンサスを模索する姿勢を示したほか、数カ月内に総選挙を実施することを明らかにした。

 ラッド首相は、この日実施する予定だった与党労働党の党首選を前に辞任。ギラード副首相が首相に就任した。ラッド首相は温暖化対策をめぐるつまづきや資源超過利潤税をめぐる混乱で国民の支持を失っていた。

 ギラード新首相は鉱山業界は今以上に税金を支払う必要性を指摘。「コンセンサスに達するために、意見を聞く以上の交渉が必要だ。資源税をめぐる不透明感を払しょくする必要がある」と語った。その上で、政府は資源税導入に向けた広告を辞めるとし、業界に、多額の資金をつぎ込んだ反対キャンペーンを撤回するよう求めた。

 ラッド首相が導入に失敗した排出権取引制度について新首相は、再導入を目指す構えを示した。

 ラッド首相の在任期間は1972年以降で最短となった。排出権取引制度の導入を見送ったことや資源税をめぐる混乱で支持率は低迷。労働党議員からは総選挙で戦えないとして、ギラード氏を支持する声が強まっていた。

 野党・自由党のアボット党首には人工中絶反対などの保守的姿勢に、特に女性から批判が強く、最近の世論調査では両氏を比べた場合の支持率は、アボット氏23%に対しギラード氏53%となっていた。

 資源税について豪資源探査企業連合のベニンソン代表は「新首相と40%という税率やその他の詳細について交渉可能なのか分からない。われわれにとって重要なのは(資源税の)詳細な部分だ」と述べた。

 アナリストは新首相が資源税を和らげるか、あるいは鉱山会社と大幅に妥協するとみている。モーニングスターの資源シニアアナリスト、マーク・テイラー氏は「総選挙を有利に進めるための新首相を据えたのなら、資源税の内容も弱めるだろう。有権者の支持率を得るための戦略だからだ」と述べた。その上で資源税を棚上げにするか、税率で妥協する可能性を指摘した。

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