[モスクワ/ワシントン 29日 ロイター] 米国がスパイ団を摘発したことに対しロシアは反発しているが、米当局者は両国関係に影響はないとしている。
ロシアのプーチン首相は、モスクワを訪れたクリントン元米大統領に対し「これまで打ち立ててきた両国関係が、この事態により損なわれないよう期待する」と述べた。
米国は27日、東部4都市で10人のロシア側スパイ容疑者を拘束したと発表。29日には、キプロスで11人目の容疑者が逮捕されたが、地元警察によると、この人物は保釈された。ロシア外務省は、米国で拘束されたのはロシア人と確認したが、容疑には根拠がないとしている。
一方、米国側はオバマ政権が外交政策の目玉の1つに掲げている対ロシア関係の「リセット」の流れが、今回の事態で後退することはないとみている。ギブズ米大統領報道官は「われわれは、国連で北朝鮮やイランの問題に対処するなど、新たな協力を始めている。(スパイ容疑者拘束が)この関係を損なうことはないと考えている」と述べた。
米捜査当局は、拘束された容疑者は核弾道ミサイル研究プログラムのデータから米中央情報局(CIA)職員募集応募者の履歴まで、広範囲な情報を収集していたとしている。
*写真キャプションの「プーチン大統領」を「プーチン首相」に修正し再送します。