July 8, 2010 / 4:29 AM / 9 years ago

豪利上げリスク再燃、雇用統計が予想上回る:識者こうみる

 [シドニー 8日 ロイター] オーストラリア連邦統計局が8日発表した6月の雇用統計によると、就業者数は季節調整済みで前月比4万5900人増加した。予想を大きく上回る伸びで、追加利上げのリスクが再燃した。

 7月8日、6月の豪雇用統計が予想を上回る強い数字となったことを受け、豪中銀による追加利上げのリスクが再燃。写真はシドニー市内にある豪中銀の建物。4月撮影(2010年 ロイター/Mick Tsikas)

 失業率は5.1%だった。ロイターがまとめたエコノミスト調査では、就業者数は1万7500人増、失業率は前月速報値と変わらずの5.2%と予想されていた。

 豪雇用統計に関する市場関係者のコメントは以下の通り。

●8月利上げの余地は依然ある

 <RBSのシニアエコノミスト、フェリシティ・エメット氏>

 非常にしっかりとした内容だった。失業率が5.1%になったことは、明らかにオーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)にとってある程度の懸念材料になるだろう。

 高水準の交易条件が需要を押し上げるというのがRBAのシナリオの中心であり、RBAは経済の圧力について懸念するだろう。8月に利上げが行われる余地は依然としてある。

●賃金インフレ圧力上昇へ、8・11月に追加利上げの公算

 <JPモルガンのエコノミスト、ヘレン・ケバンズ氏>

 豪雇用統計では、就業者数が毎月4万人程度の堅調な伸びをみせており、雇用市場にとって影響が非常に大きく、また賃金インフレ圧力が今後著しく高まる可能性が示されている。オーストラリア準備銀行(RBA、中央銀行)も賃金インフレ動向を注視するとみられる。

 第2・四半期の消費者物価指数(CPI)が高水準となり、海外市場が安定していれば、われわれは8月、その後11月に追加利上げが実施されると予想している。これにより政策金利は年末時点で5%に引き上げられる見通しだ。 

●金利は年内に5%に上昇、CPIを注視=野村

 <野村のエコノミスト、スティーブン・ロバーツ氏> 

 豪雇用市場は依然として非常に強く、オーストラリア準備銀行(RBA)が利下げを検討していないことを示唆する。RBAが利上げを検討するのは数カ月先になる可能性もあるが、7月末に発表される消費者物価指数(CPI)は非常に注意深く見守る必要がある。8月の利上げの公算は小さいとみているが、年内になる可能性は極めて高い。年末の政策金利は5.00%と予想する。

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below