July 11, 2010 / 12:50 PM / 10 years ago

参院で与党過半数割れへ、部分連合や連立見直しなど焦点に

 [東京 11日 ロイター] 第22回参院選は11日、投開票が行われ、与党・民主党の獲得議席は50議席に届かない見通しとなり、国民新党を合わせた連立与党の参院議席数(非改選含む)が過半数を割り込む公算が強まっている。

 7月11日、第22回参院選では与党・民主党の獲得議席が50議席に届かない見通しに。写真は都内で選挙ポスターの前を歩く女性(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 与党の参院過半数割れで、菅政権は他の政党との政策単位の部分連合や連立の枠組み見直しなどに迫られる可能性がある。 

 <菅首相は続投の意向> 

 NHKによると、出口調査の結果を受け、菅直人首相は自身に近い国会議員に対し、民主党の獲得議席数にかかわらず、続投する意向を示したという。しかし、NHKの出口調査では、民主党の獲得予想議席は44─51。目標の54議席はおろか、50議席確保も不透明な状況で、首相の責任問題に発展する可能性がある。

 参院での与党の過半数割れで、国会は再び「ねじれ現象」が生じることになり、与党は厳しい国会運営に直面する。政策の実現に向けて菅政権は、1)他党との政策ごとの部分連合、2)新たな連立相手の確保や連立の組み換え、3)安全保障や財政政策面で類似する自民党との大連立──などさまざまな可能性を模索する必要に迫られる。

 <みんなの党は連立を否定>

 一方、出口調査によると、野党では第1党の自民党が改選議席の38から50前後に伸ばす見通しで、民主党と改選第1党を争う展開。公明党、みんなの党がそれぞれ10議席前後の見込みで、特にみんなの党は改選議席ゼロから一挙に2ケタをうかがう勢い。

 みんなの党の渡辺喜美代表は出口調査を踏まえ、民主党との連立の可能性について「ノーだ」と断言。「菅首相はぶれまくっている。覚悟のない政党と一緒になってくれと言われても考える」と語るとともに、早期に解散総選挙を実施すべきとの考えを示した。

 今回の参院選は、政権交代を実現させた昨年8月の総選挙後で初の大型国政選挙。この間の民主党を中心とした連立政権に対する審判としての意味合いも持つ。

 選挙戦では、菅首相が直前に言及した消費税増税の考え方や是非が争点となり、激しい論戦が展開された。消費税議論の高まりとともに、菅政権に対する支持率も下落。菅首相は「(消費税発言が)唐突な印象を与えてしまったかもしれない。私の説明不足で、ご心配をおかけしたことを率直におわびします」と陳謝していた。

 出口調査の結果を受け、民主党の安住淳・選挙対策委員長は、消費税議論について「唐突感があったことは否めない」と語った。

 各党の改選議席数は民主党54(非改選議席数62)、国民新党3(同3)、自民党38(同33)、公明党11(同10)、共産党4(同3)、新党改革5(同1)、社民党3(同2)、みんなの党0(同1)、たちあがれ日本1(同2)、無所属・その他1(同4)、欠員1(同0)の計121議席(同121)。

 (ロイターニュース 伊藤純夫記者 吉川裕子記者)

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