[ブダペスト 17日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)と欧州連合(EU)は17日、ハンガリーの財政再建計画について、赤字削減目標の達成に向けた取り組みが十分でないとし、見直しを求めた。
IMFとEUは、緊急融資の前提となる財政再建策の内容をハンガリー政府と協議してきたが、協議が一時的に中断することで、ハンガリーは総額251億ドルの緊急融資の残りの資金を協議再開まで活用できなくなる。
EUおよびIMFとの協議は来週初めにまとまる見通しだったが、協議の中断により、通貨フォリントが週明けに大幅に下落する可能性がある、とアナリストは指摘する。
IMFは「政府の債務や赤字に対する市場の注目が高まっている環境において、財政赤字の対GDP比を2010年に3.8%、2011年には3%以下にするというこれまで発表された目標は、必要な財政再建プロセスや債務の持続性において適切な目標であり、確実に実行されるべきであるが、これらの目標達成には追加的な措置を講じる必要がある」と指摘した。
さらに「持続可能な財政再建には、継続的で変更することのない方策が必要であり、それを立案するための時間がハンガリーの当局には必要だ」との見方を示した。
レーン欧州委員(経済・通貨問題担当)は「ハンガリー経済はプラス成長軌道に戻り、EU内でも財政赤字が最も低い国のひとつだ。2010年の赤字削減目標に向けた当局者の取り組みを歓迎する。ただ、来年まで大幅な赤字を是正するためには、歳出面を中心に厳しい決定が必要だ」と指摘した。