July 20, 2010 / 7:55 PM / 9 years ago

カナダ中銀が金利を0.75%に引き上げ、回復に慎重な見方

 [オタワ 20日 ロイター] カナダ銀行(中央銀行)は20日、政策金利である翌日物金利を予想通り25ベーシスポイント(bp)引き上げ0.75%とした。

 7月20日、カナダ銀行(中央銀行)は政策金利を0.75%に引き上げる一方、今後の回復に慎重な見方を示した。写真はオタワのカナダ中銀。6月撮影(2010年 ロイター/Chris Wattie)

 ただ、国内よび世界経済の回復ペースはこれまでの予想以上に遅くなるとの慎重な見方を示し、一段の利上げは穏やかなものになる可能性があることを示唆した。

 カナダ中銀の利上げは6月に続き2回目。前月は主要7カ国(G7)中、他国に先駆けて利上げに踏み切った。

 ただ、今回の声明は、利上げ決定とは対照的に穏健な表現が目立った。

 今年の国内経済成長率見通しは前回の3.7%から3.5%に下方修正し、欧州の債務削減に向けた取り組みが世界経済の回復ペースを遅らせる可能性があると指摘。

 その上で「見通しにかなりの不透明性があることを踏まえると、金融政策による刺激の一段の解除については国内・世界経済の動向に照らして慎重に検討する必要がある」とし、前回6月声明の文言を踏襲した。

 前週ロイターが実施した調査では、エコノミストの半数以上が、カナダ中銀は年内のある時点で引き締めサイクルを停止するとの見通しを示した。

 バンク・オブ・モントリオール(BMO)キャピタル・マーケッツのシニアエコノミスト、サル・ガティエリ氏は、中銀は、雇用を創出し過剰な緩みを吸収している経済状態とより一致した水準に金利を戻すべきとの考えに駆られているだろうが、カー二ー総裁は恐らく年内の残り3回(9・10・12月)の会合ごとに引き締めを行う意向ではないとの見方を示した。

 「今後欧州、最終的には米国でも実施される緊縮財政によって海外の経済見通しが弱くなり、それがカナダにも影響するということだ」と話した。

 中銀は、11年の成長率を前回の3.1%から2.9%に下方修正する一方、12年については1.9%から2.2%に上方修正した。

 さらに経済は11年末までにフル稼働状態を回復するとし、フル稼働時期が4月の金融政策報告での予想から2四半期遅れるとの見通しを示した。

 修正は「世界の成長が幾分鈍化し、カナダ経済の消費の伸びが一段と穏やかになることを反映している」とし、世界経済は成長しているものの、財政・金融面からの支援がなければ依然として持続可能ではないとの認識を示した。

 国内インフレについては、12年末にかけて目標水準の2%近辺で推移する公算が大きいとした。

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