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為替動向を注意深く見守る、介入にコメントせず=野田財務相

 8月3日、野田財務相は、円高が進行していることについて「為替はあくまでマーケットで決まるというのが基本線」と述べた。写真はドル/円レートを表示するモニター(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 [東京 3日 ロイター] 野田佳彦財務相は3日、円高が進行していることについて「為替はあくまでマーケットで決まるというのが基本線」としながら、「為替の過度な変動、無秩序な動きは経済や金融の安定に悪影響を及ぼす。日々のマーケットの動向を注意深く見守っていきたい」と語った。

 為替市場介入の可能性に対しては「コメントを控える」と述べるにとどめたが、「私どものまとめた新成長戦略の中に『過度な円高を回避』という言葉がある。当然のことながらそれを頭に置きながら考えていきたい」とも述べた。

 野田財務相は、円高が日本経済に与える影響について、一般論とした上で、1)企業収益を低下させ、所得・雇用環境の悪化を通じ、家計部門にも悪影響を及ぼす、2)食料やエネルギーなど輸入関連物価の下落により、企業収益や消費に好影響を及ぼす、3)長期的には工場立地などの企業投資行動に影響を及ぼす──可能性などを指摘した。

 また、中国が5月に日本国債を過去最大規模で買い越したことに対しては、ほとんどが短期債であることを明らかにし、「意図はわからない。背景を勉強したい」と指摘。他方、「日本国債の保有者多様化を基本的にめざしている」と語った。

 (ロイターニュース 伊藤 純夫記者)

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