August 5, 2010 / 9:51 PM / 10 years ago

ドルが85円台後半に下落、米雇用統計控え=NY市場

 [ニューヨーク 5日 ロイター] ニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロに対して下落した。6日発表の7月米雇用統計を前に、投資家はポジションを大きく傾けることに慎重になった。市場は雇用統計から米景気の先行きを見極めようとしている。

 8月5日、ニューヨーク外国為替市場では、ドルがユーロに対して下落した。都内の外貨両替所で昨年11月撮影(2010年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

 一方、雇用統計が予想外に強い数字なった場合を想定し、今週に入り売り込まれていたドルを買い戻す動きも一部で見られた。

 ニューヨーク市場終盤の取引で、ユーロ/ドルEUR=は0.1%高の1.3174ドル。新規失業保険申請件数が予想外に増加したしたことを受け、一時1.3234ドルまで上昇した。

 ドル/円JPY=は0.6%安の85.75円。ポンド/ドルGBP=D4は、ほぼ変わらずの1.5881ドル。今週に入りポンド/ドルは1.59ドルを突破し、6カ月ぶり高値をつけた。

 MFグローバルの債券・為替アナリスト、ジェシカ・ホバーセン氏は「投資家は雇用統計前にポジションを取ることに慎重になっている」と指摘。「雇用統計が弱い数字となれば、米連邦準備理事会(FRB)が一段の量的緩和に取り組む可能性への懸念が高まるだろう」と語った。

 ドイツの鉱工業受注指数が強い数字となったことや、スペインやギリシャの財政赤字削減の取り組みが進んでいる兆しがみられることも、欧州時間でのユーロの支援材料となった。

 この日のスペイン国債入札は順調にこなされた。また、国際通貨基金(IMF)は、ギリシャの緊縮財政措置が好調な滑り出しを見せており、緊急支援第2弾を受けることができるとの見通しを示した。 

 FRBが米国債や住宅ローン担保証券(MBS)の購入を再開させるとの観測を背景に今週米短期国債の利回りは低下、同時にドル安が進んだ。

 スコシア・キャピタルの為替トレーディング部門代表、スティーブン・バトラー氏は、市場関係者は「過剰反応し過ぎ」のようだ、と指摘。FRBは現時点で既に措置を講じていることを明確にしている、との見方を示した。

 その上で、今週ユーロが1.3125ドル近辺で終了すれば、短期国債を買った投資家が出口の機会を伺い、ユーロ/ドルは1.30ドルに、ポンド/ドルは1.55ドルに向かう可能性がある、と述べた。

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