August 9, 2010 / 6:17 AM / 10 years ago

現状判断DIは3カ月ぶり上昇=7月景気ウォッチャー調査

 8月9日、内閣府が発表した7月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIが49.8で、前月比2.3ポイント上昇。写真は昨年8月都内で撮影(2010年 ロイター)

 [東京 9日 ロイター] 内閣府が9日に発表した7月の景気ウォッチャー調査では、景気の現状判断DIが49.8で、前月比2.3ポイント上昇し、猛暑や政策効果で3カ月ぶりに上昇した。

 一方で、2─3カ月先を見る先行き判断DIは46.6で前月比1.7ポイント低下し、9月末でエコカー補助金が終了することや、円高が輸出に及ぼす影響など先行きについては懸念が広がっている。内閣府は、景気ウォッチャー調査の判断の表現を「景気は厳しいながらも、持ち直しの動きがみられる」に維持した。

 同調査では、現状判断と先行き判断の方向が一致することが多いが、今月は現状は上昇、先行きは低下というように方向が分かれた。内閣府では、エコカー補助金が切れることから、消費のみならず、生産や雇用面での懸念が出ていると分析している。 

 現状判断をみると、猛暑やエコポイントでエアコン販売が好調なことや、エコカー補助金制度の終了前の駆け込み需要などが下支え要因となった。家計動向関連DIは政策効果などで上昇、企業動向関連は販売価格の値下げ圧力は強いものの、受注や出荷持ち直しから上昇した。一方で雇用関連は正社員採用に企業が慎重なことなどから低下した。

 先行き判断は低下した。エコカー補助金の終了が及ぼす生産・雇用面での影響や、円高が輸出動向に与える懸念などを背景に、家計部門、企業部門、雇用部門の全てが低下した。

 回答をみると、「円高が続けば、引き合いは増えても受注に結び付かないか、受注できても利益がでない状態になる」(東海、一般機械器具製造業)、エコカー補助金が9月末で終了することで「自動車業界は減産する見込み」(東海、アウトソーシング企業)といった声が出ていた。

 DIの水準自体も低迷しており、景気の現状判断は横ばいを示す50の水準を40カ月連続で下回ったほか、先行き判断は50の水準を38カ月連続で下回った。

(ロイター日本語ニュース 寺脇 麻理記者)

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