August 20, 2010 / 11:30 PM / in 9 years

ドルが上昇、世界経済めぐる懸念強まる=NY市場

 [ニューヨーク 20日 ロイター] 20日のニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して上昇した。世界経済をめぐる懸念が強まったことや株価が下落したことを受けてドルに逃避買いが入った。

 8月20日、ニューヨーク外国為替市場では、ドルが主要通貨に対して上昇。写真は米ドル紙幣。都内で昨年11月撮影(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーのウェーバー独連銀総裁は、ECBは銀行への無制限の流動性供給を来年に入っても続けるべきと発言。これを受けてユーロ圏の景気見通しに対する警戒感が高まり、ユーロ/ドルは約5週間ぶりの安値をつけた。

 第2・四半期に始まった米経済の減速により世界経済が再び落ち込む恐れがあるとの見方から、株や商品を売り安全資産として米国債を買う動きが強まった。

 MFグローバルの債券・為替アナリスト、ジェシカ・ホバーセン氏は「米経済指標は標準以下で良くない前兆だ。欧州や他の先進国が米国と同じ道をたどるとの懸念が高まりつつある」と述べた。 

 ニューヨーク市場終盤の取引でICEフューチャーズUS(旧NY商品取引所)のドル指数は0.7%上昇の83.051。一時1カ月ぶりの高水準となる83.304まで上昇した。

 ユーロ/ドルは0.9%安の1.2707ドル。ロイターのデータによると、一時1.2664ドルと7月半ば以来の安値をつけた。

 ユーロ/ドルが1.2730ドル付近の50日移動平均を割り込み、ストップロスの売りが出たことでユーロ売りに拍車が掛かった。

 テクニカルアナリストによると、ユーロの下値は1.2646ドルが市場で焦点となっている。 

 ドル/円は0.4%高の85.66円。日本の当局者が円高阻止に動く可能性があるとの観測が背景。ただ、リスク回避によりドルの上値は抑えられた。

 日銀が追加緩和に踏み切るかどうかに市場の注目が集まっている。ロンドンのあるトレーダーは「市場は(菅直人)首相と(白川方明)日銀総裁の会談を待っている。何らかの緩和策が打ち出される可能性があるとの期待が高まっている」と語った。

 電子取引システムのEBSでユーロ/円は一時7週間ぶりの安値をつけた。終盤では0.5%安の108.85円。

 ユーロは対スイスフランでは0.6%安の1.3155スイスフランと過去最安値に迫った。

 豪ドルは対米ドルで1カ月ぶりの安値をつけた。21日の総選挙をめぐる懸念が強まっていることが背景。ただ、終盤では0.8924米ドルと横ばいとなった。 

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