[CUMBRE DE ALASKA(グアテマラ) 5日 ロイター] 中米グアテマラの首都近郊で、豪雨による大規模な土砂崩れが発生し、5日までに少なくとも22人が死亡したほか、巻き込まれた数十人が行方不明となっている。
現場は首都グアテマラ市北西に位置するCumbre De Alaskaの高速道路で、関係者は救助作業の完了に2日間かかるとの見通しを示している。
消防局のスポークスマンによると、土砂崩れでバスが飲み込まれたため、地元の住民約100人が救助活動を行っていたところ、さらなる土砂崩れが起きたという。
また、別の場所で5日に発生した土砂崩れでも小型バスが押し流され、少なくとも1人が死亡。4日にもバスが土砂崩れに巻き込まれ、12人が死亡した。同日にはほかにも事故で6人が死亡しており、今回の豪雨関連の犠牲者は計41人に上っている。
アルバロ・コロン大統領は記者会見で、1万2000人近くが避難を余儀なくされているとし、一連の災害は「国家的悲劇だ」と述べた。
救急当局では、5─6日にさらなる降雨が予想されると警告している。