September 10, 2010 / 3:07 AM / 9 years ago

景気持ち直しの方向性は変わらず=荒井経済財政担当相

 9月10日、荒井聡国家戦略・経済財政担当相は、4─6月期実質GDPを踏まえた景気認識について、先行きは予断を許さないが、景気持ち直しの方向性は変わっていないと述べた。写真は5月、都内の株価ボード前で(2010年 ロイター/Yuriko Nakao)

 [東京 10日 ロイター] 荒井聡国家戦略・経済財政担当相は10日、閣議後の会見で、4─6月期実質国内総生産(GDP)2次速報の上方修正を踏まえた景気認識について、先行きは予断を許さないが、景気持ち直しの方向性は変わっていないと述べた。

 一方、閣議決定した経済対策では急速な円高・デフレへの対応として為替介入や追加金融緩和を求める文言が盛り込まれたが、日銀の独立性との関連では、今後も政府・日銀一体で取り組んでいくと繰り返すにとどめた。為替介入については、これまでより一段と強い表現になったと説明した。 

 <設備投資順調で景気持ち直しの方向性変わらず、振興銀破たん「景気に大きな影響ない」> 

 今朝発表された2010年4─6月期実質国内総生産(GDP)の2次速報値は、前期比プラス0.4%(年率換算プラス1.5%)となり、1次速報値の同プラス0.1%(同プラス0.4%)から上方修正された。これを踏まえた景気認識について荒井担当相は「先行きについては予断をゆるさない」としながらも、「民間設備投資が極めて順調で、景気の持ち直しの方向性は変わっていない」と語った。

 一方、日本振興銀行の経営破たんが経済に与える影響については「日本の金融システムの安定が脅かされることにはならないと確信している」とし、景気に対しても「大きな影響はない」と見通した。

 <経済対策で為替介入に一段と強い表現> 

 閣議決定した経済対策で政府は、急速な円高・デフレへの対応として、「必要な時には為替介入を含め断固たる措置をとる」と明言し、金融政策についても「さらなる必要な政策対応をとることを期待する」と明記した。為替介入について荒井担当相は「これまでと比べ一段と強い表現だ」と説明し、介入も辞さない政府の姿勢を強調。為替動向については「急激な為替変動が一番問題だ」と述べた。

 一方、日銀に対しては追加金融緩和を求めるような強い表現になったが、日銀の独立性との関連で荒井担当相は「日銀の独立性は尊重しなければならない」としながらも、「このような円高、下振れリスクが強まっているので、政府と日銀が一体的に対策を組んだ。これからもその姿勢を続けていく」と説明。新設された「新成長戦略実現会議」に白川方明日銀総裁もメンバーとして参加することから、政府・日銀間の意思疎通で「この会議が大きな意味を持っていく。政府と日銀が一体化するための大きな機会になる」と述べるにとどめた。

 (ロイターニュース 吉川 裕子記者)

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