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ネパール首都でデモ、市民権証書に「第3の性」要求

 [カトマンズ 14日 ロイター] ネパールの首都カトマンズで14日、「トランスジェンダー」への市民権証書発行を要求するデモが行われ、警察当局が参加者70人以上の身柄を拘束した。

 トランスジェンダーとは一般に、生まれながらの性別とは異なる性で生きようとする人を指す。ネパールに住むトランスジェンダーは、市民権証書の性別欄に「男性」や「女性」ではなく、「第3の性」と記載することを当局に求めている。

 ネパールの同性愛者人権団体「ブルー・ダイヤモンド協会」のスニル・バブ・パント氏によると、市民権証書なしでは就職や入学、病院での治療、旅行、財産の相続などが制限されるという。

 一方、カトマンズの警察当局は「許可されていない場所で抗議デモを行った」ことで、70人以上を拘束したと説明した。

 ネパールの最高裁は2007年、同性愛者にもほかの市民と同等の権利を与えるよう政府に法律の改正を命じている。

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