October 17, 2010 / 10:35 PM / 9 years ago

今週の米株は銀行セクターに注目、住宅差し押さえ問題が懸念

 [ニューヨーク 17日 ロイター] 18日からの週の米国株式市場では銀行セクターに注目が集まる。複数の米銀が決算発表を予定しているほか、投資家の間では住宅差し押さえ手続きが強制的に一時停止されれば同セクターに打撃となり、最近の上昇がストップするとの懸念が高まっている。

 10月17日、今週の米国株式市場では、住宅差し押さえ問題で銀行セクターに注目が集まる。写真はニューヨーク証券取引所。5月撮影(2010年 ロイター/Lucas Jackson)

 15日の米株式市場では銀行株が急落し、フィラデルフィアKBW銀行株指数は2.4%安で終了。バンク・オブ・アメリカ(バンカメ)(BAC.N)は一時、2年超ぶりの安値をつけた。

 銀行セクターをめぐっては、銀行が住宅差し押さえに伴って債務者を立ち退かせるのに際し、適切な審査をしなかったり、不正書類を提出していたとされており、訴訟に発展する可能性などが懸念されている。

 スタイフェル・ニコラウスの市場ストラテジスト、ケビン・カロン氏は、この問題をめぐる不透明感で差し押さえ物件に買い手がつきにくくなれば、住宅市場も圧迫されるとの見方を示した。

 今週は住宅ローンの大手であるウェルズ・ファーゴ(WFC.N)とバンカメ、シティグループ(C.N)が決算を控えており、発表時には投資家から多数の質問が出ることが予想される。

 S&P金融セクターの第3・四半期決算は、収入が前年同期比6%減少する一方、利益は71%増加すると予想されている。ただ、一部の銀行についてはこのところ業績予想が引き下げられている。

 9月初め以降、S&P総合500種が12%近く上昇しているのに対し、フィラデルフィアKBW銀行株指数の上昇率は4%にとどまっている。

 今週は銀行以外にも、アップル(AAPL.O)、キャタピラー(CAT.N)、ジョンソン・エンド・ジョンソン(JNJ.N)など一連の大手企業が決算を発表し、景気に関する手掛かりを提供する。

 経済指標は、18日に9月の鉱工業生産、19日に同月の住宅着工統計の発表がある。住宅セクターをめぐる懸念が高まる中で住宅関連統計が弱い内容となれば、一段と不安が拡大する恐れがある。ロイター調査によると、9月の住宅着工件数は年率58万戸に減少すると予想されている。

 このほか、21日には10月のフィラデルフィア地区連銀業況指数が発表される。

 20日には米地区連銀経済報告(ベージュブック)が発表され、米連邦準備理事会(FRB)の景気認識について手掛かりを提供する。

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