Reuters logo
ソニー株価がアップルによる買収観測で一時上昇、その後は売り戻し
2010年10月26日 / 10:58 / 7年後

ソニー株価がアップルによる買収観測で一時上昇、その後は売り戻し

 [東京 26日 ロイター] ソニー(6758.T)が米アップル(AAPL.O)による買収対象の1つになるかもしれないとの観測で、ソニーの株価が26日午後、一時前日比3%近く上昇した。ただ、実現性は低いとの見方からその後は売り戻され、同0.7%高の2742円で引けた。 

 10月26日、ソニーが米アップルによる買収対象の1つになるかもしれないとの観測で、ソニーの株価が同日午後、一時前日比3%近く上昇した。写真は9月、バルセロナ近郊の工場で撮影(2010年 ロイター/Albert Gea)

 この観測は、23日付の米週刊紙バロンズが、510億ドル(4兆1208億円)という豊富な手元資金を持つアップルが大きな買収を考えている可能性があると言及したことがきっかけ。同紙は、アップルのスティーブ・ジョブズ最高経営責任者(CEO)が決算発表後の説明会で、今後、戦略的な機会が出てくる可能性があるため、資金を手元にとどめておきたいと語ったことを受け、買収観測が浮上したと指摘。買収する可能性がある企業として 米文書処理ソフト大手のアドビ・システムズ(ADBE.O)、ソニー、米メディア・娯楽大手のウォルト・ディズニー(DIS.N)の名前を挙げた。

 ソニーの広報担当者はこの件に関して、「うわさや観測についてコメントできない」と語った。 

 ただ、アナリストの間では、買収の実現性に対して懐疑的な見方もある。あるアナリストは、もしアップルがソニーを買収しようとしても敵対買収になるため、「日本では難しいだろう」と指摘。ソニーはアップルに対抗するためグーグル(GOOG.O)と提携しており、「アップルと組みたいとは思わないだろう」と語った。

 ソニー株は午後1時20分に前日比2.9%高の2804円まで上昇し、その後は伸び悩んだ。出来高は約1761万株と7月30日以来の高水準に膨らんだ。市場では「ソニーのM&A(合併・買収)に絡むうわさに伴って先物買いが入りプラスに転じたものの、根拠が乏しいとの見方から売り戻された。短期筋しか参加していないマーケットの現状を象徴している」(大手証券エクイティ部)との声が出ていた。

 (ロイターニュース 泉沙智 程近文 イザベル・レイノルズ 河口浩一 大林優香)

私たちの行動規範:トムソン・ロイター「信頼の原則」
0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below