October 29, 2010 / 3:18 PM / 8 years ago

NTTデータが米ITサービス企業キーンを買収、買収金額は1000億円強

 [東京 29日 ロイター] NTTデータ(9613.T)は29日、米IT(情報技術)サービス企業のキーン・インターナショナル(マサチューセッツ州)を買収し、完全子会社化すると発表した。買収金額は公表していないが、同社関係筋によると、1000億円強になる見通し。

 北米で大規模な顧客基盤と営業ノウハウを持つキーンを子会社化することでグローバル展開を加速するのが狙い。

 NTTデータ広報担当者によると、買収は年内に完了する予定。キーンの大株主であるシティグループ・ベンチャー・キャピタル・インターナショナル・テクノジ―・ホールディングスから現金でキーンの株式を取得し、残りの少数株主の株も現金で買い取る計画。同広報担当者によると、NTTデータは4月に社債発行による資金調達を行っており、今回の案件は「手元の現預金でまかなう」方針。

 キーンは米国で政府、金融機関、製造業分野など公共・民間両分野で幅広くITサービスを提供しており、今回の買収により、NTTデータは米国で包括的なITサービスを提供することが可能になるという。

 NTTデータは、中期経営計画で2013年3月期に海外売上高3000億円、海外売上高比率20%を目標に掲げており、海外ビジネス拠点の強化に積極的に取り組んでいる。広報担当者によると、08年の独サークエント買収が同社としてはこれまでで最大の投資案件だったが、キーンの買収はこれを上回る。同社はサークエントの買収金額も公表していないが、「300─350億円規模だった」(関係筋)とみられる。

 NTTデータは今回の買収案件に関して、三菱UFJモルガン・スタンレー証券をファイナンシャルアドバイザー(FA)に、モリソン・フォースターをリーガルアドバイザーに採用しており、昨年から交渉を進めていたという。キーンのFAは現時点では不明。

 今期業績への影響についてNTTデータの広報担当者は「売上高についてはある程度織り込み済み」とし、追加的な影響はないとの見方を示した。

(ロイター日本語ニュース 大林優香記者)

0 : 0
  • narrow-browser-and-phone
  • medium-browser-and-portrait-tablet
  • landscape-tablet
  • medium-wide-browser
  • wide-browser-and-larger
  • medium-browser-and-landscape-tablet
  • medium-wide-browser-and-larger
  • above-phone
  • portrait-tablet-and-above
  • above-portrait-tablet
  • landscape-tablet-and-above
  • landscape-tablet-and-medium-wide-browser
  • portrait-tablet-and-below
  • landscape-tablet-and-below