November 19, 2010 / 2:18 PM / in 9 years

中国預金準備率引き上げ:識者はこうみる

 [北京 19日 ロイター] 中国人民銀行(中央銀行)は19日、預金準備率を50ベーシスポイント(bp)引き上げると発表した。市場関係者のコメントは以下の通り。

 11月19日、中国人民銀行(中央銀行)は、預金準備率を50ベーシスポイント引き上げると発表した写真は3月上海で撮影(2010年 ロイター/Aly Song)

●今後2カ月でもう1回金利引き上げる可能性

 <OCBC銀行(シンガポール)中国担当エコノミスト、DONGMING XIE氏>

 2週間で2度目となる預金準備率の引き上げは、金融システムから流動性を取り除くことを通じて物価圧力を調整しようとする中国の意図を示唆している。また、大幅な金融引き締めへの中国の警戒感も示唆している。

 11月の中国のインフレ率が一段と上昇する可能性が高いため、われわれは今後2カ月であと1回、金利の引き上げがあると予想している。ただ、大幅な引き上げとは考えていない。

●金融機関の高い外貨購入水準が要因

 <興業銀行(上海)の首席エコノミスト、LU ZHENGWEI氏>

 今回の預金準備率引き上げの直接的な引き金となったのは、金融機関の外貨購入水準が11月に入っても高止まりしていることだ。これは、多額の外国資本が中国に流入し、中国人民銀行が流動性の吸収に向けた措置を迫られていることを示している。

 特にここ数週間、食品価格が急速に上昇している。インフレ期待を安定化するためにも、預金準備率引き上げは中国人民銀行にとって急務だ。

 ただ、預金準備率の引き上げは今後の政策金利引き上げの可能性を低下させるものではない。私見では、年内にもう1度政策金利が引き上げられるとみている。

●年内利上げを予想、今後も一連の措置を実施

 <CMCマーケッツの市場アナリスト、マイケル・ヒューソン氏>

 預金準備率の引き上げは食品価格の上昇抑制にさほど寄与しないとみられ、年末までに利上げが実施されると予想する。

 これは、中国当局が今後数週間、数カ月にわたり打ち出していくであろう一連の措置の第一歩となる。

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